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11.11
Sun
 私は小心者なので、試合の映像を初めて観る時点ではやっぱり「ジャンプがうまくいくかどうか」ということをものすごく気にして観る。だから「一つの作品としてどうか」なんてことまでは気が回らなかったりするのである。で、フィンランド大会が終わった後何かとばたばたしていたのだが、今日ようやく試合の映像をあらためて観返した。
 「オータムクラシック時点からいろいろ変わっているなあ」というのは気づいてはいたのだが、あらためて観るとかなり変わっているのだな。競技的に見るとショートプログラムで4T3Tが後半に入ったこと、フリーのジャンプ構成がかなり変わったこと、が大きな変化なのはもちろんだが、細かいところもいろいろ変わっている。
 というか私がオータムクラシックの演技を振り返って書いた「「秋によせて」の演技について」と「「Origin」の演技について」という二本の記事の中で「ここが好き」と挙げたポイントがかなりなくなっている。しくしく。タケノコジャンプはどこにもなくなっているし(セカンド3Tにタケノコをつけてくれというのは酷ですか)、ショートにもフリーにもスピンにレイバック姿勢はなくなってるし、ショートでイーグルで横にすーっと滑ってゆくのが孤を描く形に変わってるし、シットスピンの前のキラキラクルクルもなくなってしまったし、フリーではシットツイズルが消えたし、ステップ最後の身体をそらすところが今回はあまり強調されてなかったし、締めのポーズもオータムの時のように片手は氷についてぐっと身体をそらして上を見あげる方がいいと思うんだけどなあ。
 とはいえ、もちろん羽生くんは「私好みのプログラムをやるため」にやっているんじゃなくて「勝たなきゃ意味ないんで」という方針でプログラムを構成し直したのだからそれはそれでいいのである。オータムクラシックで私の好きだった要素が消えたからといって羽生くんのプログラムが見応えのないものになったかというと決してそんなことはないし、実際に点数もぐんと上がっているし。
 これからも振付のマイナーチェンジはあり得るかな、と思う。その時々でどうプログラムが成長してゆくかをまたあらためて楽しみに観てゆきたいと思う。
 あ、ショートプログラムで手袋をするようになったのはいいと思う。手の繊細な動きがより際立つ感じで。衣装の身頃に青の濃淡で模様が入ったのも深みが出ていいと思う。

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 NHK杯、男子は全体に大遭難大会だった感じだけれどその中で宇野くんはミスがありつつも 貫禄勝ちといったところだろうか。31歳で気を吐くヴォロノフさん素敵。リッツォくん表彰台おめでとう。
 怪我で苦しんだ山本草太くんがグランプリシリーズ初参戦。四回転をまだ装備できない状況で6位はすごいと思う。佐藤くんも昨年より順位があがってよかった。
 女子の上位は見応えがあった。梨花ちゃんすごい!3A3Tと3A単独両方綺麗に決まって、全体の演技としてもすごくよかった。グランプリシリーズ初参戦で優勝というのは日本人初の快挙とか。ブラボー。知子ちゃんも舞依ちゃんもよかった。トゥクタミシェワ姐さんもやっぱりすごいなあ。

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コメント
久しぶりにコメントさせていただきます。
ショートもフリーも、ところどころ振り付け変わってましたね。
CSで2016年のスケカナがやっていたので見てたのですが、ホプレガがだいぶ私の記憶と違うのですよ。ヘルシンキワールドを何度も見ているので、それが記憶としてインプットされているのだと思いますが、こんなにもマイナーチェンジしていたとは。。
なのでオトナルもORIGINも、これからさらに変わっていくのでしょうね。ORIGINの体を反るところ、好きだったのにさらーっと流していてしょんぼりしましたが(´・ω・`)
でもだからってそれが羽生結弦なので、大好きなプログラムに変わりはないですね。もう付いていくのみですね。笑

ちなみに私もジャンプの成功しかほぼ見えてないです!心臓飛び出そうなほど緊張して、手は冷たくなり(これはアイスリンクが寒かったせいもあるかも)でも、羽生くんの試合後は手の温もりが戻るのです(笑)
いっしょに観戦した人が、スピードがなかったね、とか、スピンがすごくよかったね!とか言うけれど、「そそ、そうだっけ?(心の声)」というかんじです。汗
でもスピードがなかったのはあの氷に合わせてスピードを落としていたからなんですね。羽生くんが回転不足なんてよっぽどですものね。。
とにもかくにも、ロシアが俄然楽しみになってきましたね!
アッシュ | 2018.11.11 22:28 | 編集
アッシュさま
羽生くんは割と振付変わりますよね。戦略として意図的に変えている場合と、その時々の気分(?)でニュアンスが違ったものになる場合と両方あるのだろうと思っていますが。
私は福岡のグランプリファイナルでの、パリ散のシットスピンの終わるときの手の動きがいい、と思ったのですがそれが再現されたことは二度となかったという……(笑)。
Originの身体を反らすところは、私ももっと強調して欲しいです。
さて、これからどんな変化があるでしょうか。プル様が「もっといいものにできる」とおっしゃっているようですし、羽生くんも良い作品作りに燃えるのでは。

生観戦で演技レポートを詳細に出来る方とか、尊敬します。私は緊張してジャンプの成否に気を取られるだけでなく、記憶も飛びますから。テレビでも生放送の時は似たようなものです。
スピードの有無なども後から観て「云われてみれば……」となります。今回はあえてスピードを落としていたのですね。氷との相性があまりよくなかったみたいですね。

さあ、次戦ロステレコムではどんなオトナルとオリジンが観られるでしょうか。プル様の期待に応えられるでしょうか。楽しみですね!
えのき | 2018.11.12 22:51 | 編集
いよいよ明日から徐々に羽生祭が始まりますね。楽しみで、ビデオの準備だけはしました。前回のフィンランドでは皆様と同じようにジャンプでは緊張が走って、ともかくOriginの録画を忘れました。それでカナダとの比較が出来ませんけど(YouTubeでも見ればよいのでしょうけど)、確かに羽生くんなりに、勿論吟味し、芸術と試合での勝利との兼ね合いを考え工夫しているのでしょうね。
確かに得意な演技も省略したりしてるけど、さすがに音に対する感覚は鋭く、オトナルのピアノのポロポロのところでもう少し演技をつけて欲しいな、と思っていたら今回は手の動きが多少多かった気がします。最後の大事なコンビネーションの前だからしなくても当然なのですが。
プル様も最高の演技を期待し厳しくアドバイスしてくれてます。ロシア大会、期待が膨らみます。
ルピナス | 2018.11.14 10:03 | 編集
ルピナスさま
私も出張に向けてばたばたしがちなので、とりあえず録画は準備しました。

羽生くんは音楽に対する感覚が鋭いし、その時々の会場の雰囲気や自分の心境なども動きに反映されるみたいですから、またちがったニュアンスをロシアでは出してくるかもしれませんね。プル様の期待に応えたいと思っているはずですし、どんな演技になるか、本当に楽しみです!
えのき | 2018.11.14 22:18 | 編集
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