04.29
Sun
 園遊会だの表彰だの褒章だののニュースがあいついで、なんだかしっかりと追い切れてない部分もあるのだが、とにかくいろいろなおめでたいことがあって、またそういった行事を羽生くんがそつなくこなしているようで何よりである。お疲れさま。
 そんな中での羽生くんのコメントに、四回転半を跳びたい、それができれば五回転も、という話があったようで、やっぱり骨の髄までジャンプ好きなんだなあと思った。まだあと一か月リハビリしなきゃならない状況なのだから、そう簡単にそれらに挑戦できるとも思えないが、でもそういうところを目指していて、それを公言するところがなんとも羽生くんらしい。
 しかし「助走をしない」ことが本のタイトルにまでなった羽生くん。四回転半や五回転を跳ぶときもやっぱり助走らしい助走は感じさせないような、難しい入りから入るような跳び方をしようともくろんでいるのだろうか。それともさすがに、四回転半、五回転ともなると羽生くんでもしっかりと助走は入れてくるのだろうか。そのへんが気になる。まあ、仮に助走をしっかり入れるとしても、その助走さえ振付の一部に見えるように音楽とのシンクロなどばっちりとさせてきそうではあるが。
 いずれにせよ、四回転半、五回転となると足への負担がそれはそれは大きいに決まっているので、くれぐれも今の故障をしっかりと治してから、ものすごく気をつけながら挑んで欲しいものである。

 来シーズンも試合に出る意欲はあるようで、ということは次はどんなプログラムで来るだろうということにも興味はわく。わくわく。「勝てるプログラムより自分がしたいプログラムを」みたいな発言もちょっと前にあったと思うが、いざ試合に向かうとなるとやっぱり負けず嫌いの血が湧いたりするんじゃないだろうか。

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 ファンタジーオンアイス幕張と金沢に羽生くんの出場が決まったとか。他の会場も追って発表があるのではないかと思う。私は今年は諸般の事情を考慮して行かないことにしているのだが、きっとまた盛り上がるんだろうなあ。

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 ところで、羽生くんが自転車に乗れないという話。私も実は乗れないのでちょっと嬉しい。しかし羽生くんと私とではおそらく「乗れない」事情が全然違うのではないかと思う。私は運動神経がダメな上に臆病で、ちゃんと乗る練習に取り組まなくて乗れないまま来てしまったのである。羽生くんの場合は、おそらくスケートに集中していて、自転車に乗る必然性がなかったからそのまま来てしまっただけだという気がする。羽生くんが運動神経鈍いとか臆病だとかバランス感覚がないとかいうことはないと思うので、本人さえその気になればきっとすぐ乗れるようになるんだろうと思う。

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 最近この「フィギュアスケーター診断」をやった方も多いのではないだろうか。私もやってみた。なんと羽生結弦タイプと出てしまった。
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結果発表
孤高の王子様! 羽生結弦タイプ

あなたは、まさにミスターパーフェクト、羽生結弦選手タイプでしょう!
あれだけの好成績を出し続けるには、相当な努力を積み重ねているはずですが、どんなに努力を重ねても人に苦しい顔を見せたりせず、確実に結果として表すことができる羽生結弦選手。

そんな彼のように、あなたも努力したり苦しんだりする姿を人に見せることなく、いつも人の前では完璧な自分でいられるようです。どんなに苦しい努力を重ねようとも、結果を残すことに意味を見出し、周りの期待に応えることに喜びを感じられるのですね。

そんなあなたは、周りからは「この人に任せておけば心配いらない!」「確実に成果をあげてくれる!」と期待されているはず! これまでも、ほとんど失敗のない人生を歩んできたんじゃないでしょうか? じっくりと着実に努力を積み重ね、最後には人も羨む大きな成功を掴み取ることができる人です。
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 うーん。
 私はそんな立派なもんじゃないな。ただ「水面下のバタ足を人に見られたくない」みたいな見栄っ張りなところはあるけれど。
 人から期待されるとむしろ逃げ出したくなりそうだし、これまでも失敗のない人生を歩んできたなんてことは全然ない。結果を出すとか成功とか……うーんうーん、自分でイメージできないダメ人間である。
 でも、ま、当たってなくても羽生くんタイプと出たことはちょっと嬉しい。


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04.23
Mon
 私はテレビ越しで観ただけだったけれど、いいパレードになってよかった。「おめでとう」「ありがとう」を伝え合う素敵な機会になったと思う。このパレードに関わった全ての方々に感謝したい。
 終わった後にゴミが落ちてなかったとか、うまく撮れなかった写真でツイッタが盛り上がっているとかのエピソード、心がなごむ。

 諸般の事情を鑑みて現地には行かなかったけれど、仮にその諸般の事情をクリアして自分が現地に行っていたらどんな感じか想像してみた。私は人混みが苦手な体力気力なしの脆弱人間である。かつてあるスタンディングのライヴに行ったとき、整理券番号が良かったので何も考えずに前の方に陣取ったら、ライヴ中のもみくちゃ状態に負けて壁際に逃げる羽目に陥った経歴がある。それ以来、スタンディングのライヴでもたとえば二階には座れる席があるとかだったらなるべくそっちを取るようにしたり、いくら整理券番号がよくても決して前の方には行かず後方で参加することにしている人間である。つまり、パレードに行っても早くから前の方に陣取ったり、ずっと長い時間待っていたりするパワーは出せないだろうなあと思う。だから、遠くからしか観られないことを承知の上で、パレード開始時間が近くなってから現地に行くだろう。加えて、私は紫外線に弱い(肌にぶつぶつができて痒くなる)ので、もちろん日焼け止めや化粧などで気を使うけれど、つばの広い帽子や日傘は迷惑だろうから、なるべくビルなどの日陰にいられるポイントを探すだろう。いざ羽生くんが近づいてきても、私はあんまりワーとかキャーとか騒げないたちなので、静かにただ姿を見るだろう。手ぐらいは振るかもしれないが。写真は撮りたいところだが、私のコンパクトデジカメはそれほどズーム性能が良いわけではないし、写真に気を取られて本人を肉眼でしっかり見られなかったら本末転倒な気がするので、ここは写真はあきらめるか、撮るとしてもちょっとにして一生懸命姿を目に焼きつけようとするだろう。
 ……てなことを考えている現地に行けなかった地味ファンの思いも、羽生くんはきっと汲んでくれていると思う。そう感じさせてくれるのがとてもありがたい。

 最近また「週末仙台」を見返している。羽生くんのページ以外も、仙台のあれこれを見ているとなんだかほっこりするのだ。そして心の中で「行きたいなあ、仙台」と呟いている。


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04.19
Thu
 以前にも「パトリック・チャン選手と羽生結弦選手」という記事を書いたが、私はチャン氏については、どうしても羽生くんとの関係性で印象づけられているところがある。初めてチャン氏を間近で見た羽生くんがチャン氏のスケーティングに衝撃を受けたこと、ソチ五輪シーズンのグランプリシリーズで二戦チャン氏と戦って二戦とも負けて、でもそれが大きな学びになってその後の飛躍につながったこと、など……。
 でも云うまでもなく、羽生くんとの絡みと関係なく見ても、チャン氏は傑出したスケーターであることは間違いないのだった。重厚で、雄大なスケール感のある滑りのみごとさ。世界選手権三連覇など、一時期は憎たらしいくらいの強さを感じさせる選手でもあった。
 選手生活お疲れさまでした。「新しい挑戦に移る時が来た」とのこと、その新しい挑戦に実りがありますように。


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04.17
Tue
 さてContinues ~with Wings~の羽生くんの挨拶にあった件について。「週刊誌の問題とかあって何回も死のうとした」というのは衝撃だった。それ以外にも、羽生くんは最近「何を云っても何か云われる」といったことなど、いわば彼の人気の影の部分について発言で触れることが多いと思う。
 私個人としては、羽生くんに向けられる悪意や捏造などについてはスルーする主義である。本当の羽生くんを、誰も本当の意味では貶めることはできないし、そのことはわかる人にはわかると思っているからだ(メンタルが弱いので、戦ったり告発したりする力がないというのも正直なところあるが)。
 とはいえ、羽生くん本人から最近このあたりのことについて発言が多くなったのはなぜなんだろう……ということは気になっている。もちろん「こんなに可哀想な僕を憐れんで」ということではないと思うので……羽生くんなりのノブレス・オブリージュの一環かなという風に今は考えている。
 羽生くんは悪意だの捏造だので傷ついてきたわけで、でもそういう思いをしている人は他にもたくさんいるわけである。ネット上を中心に誹謗中傷罵詈雑言が飛び交う世界。ありもしない話に尾ひれがつく世界。そんな中で、有名人であり、発言に影響力がある羽生くんが「そういうことをされると当事者はこんな風に傷つく」とあえて口にすることで、そういうあり方にせめて一石を投じられればという願いがあるのかもしれない。「負けず嫌いの羽生くん」であれば、親しい人の前ならともかく「こんなふうに傷ついた」というのを不特定多数に公にするのは本来好まないはずではないかという気がするので。

 それにしても、羽生くんのメンタルの繊細さをあらためて思い知らされた気がする。悪意を向けられることやありもしない話を捏造されることなど、人気の裏返しでいわば有名税だから、とふんぞり返れるような図太さは羽生くんにはないのだ。特に週刊誌の件では、自分だけでなく周囲も巻き込んでしまったというものすごく辛い思いがあったことと思う。羽生くんの律儀な性格から云うととても思い詰めていても無理はないとは思っていたが何回も死のうと思うというところまでとは……。
 今となっては、そういう時期を乗り越えてくれてありがとう、生き延びてくれてよかった、と云うしかない。どんなことがあっても、羽生くんは、とてもたくさんの愛に囲まれてもいる。辛い思いをした何倍も、これから先どうか幸せになりますように。

 そういう、自分の人気の影の部分について、発言するようになった、というのはある意味でいいことだとも思う。おそらく一番辛い最中は、それについて発言する余裕などないはずだ。そういう時期を経て、辛さを整理して言語化することができるようになるところまでは来たということなのだから。そしてそれを公にすることができるようになったということは、羽生くんがそれを、少なくともファンの大多数とは「共有できる」ものだと考えたということだから。「悩みは一人で抱え込まない」のが大事だという。羽生くんの性格だと、一人で何とかできることは一人で何とかしてしまいたいと思いがちになりそうである。でも、抱え込むだけでなく開示することも実は大切で必要、ということを実感しつつあるのかもしれない。それは有名税に対する悩みごとなどだけでなく、クリケットクラブで、以前よりもオーサー氏や他のスタッフに心を開くようになった、と云われていることとも関連している気がする。

 優等生的な云い方をすれば、羽生くんがいつでも安心して心を開けるファンでいたいものだと思う。悪意などを(誰に向けたものであっても)みだりに露わにすることなく、何が本当で何が本当でないかを見極め、リテラシーをきちんと持って。
 中谷美紀さんの「MIND CIRCUS」という曲が好きである。「君の誇りを汚すものから君を守っていたい」という歌詞を含むその曲、羽生くんを知ってからは、口ずさむたびに羽生くんを連想するようになった。もっとも「ベルリンの壁が街に消えた夜感じた勇気に似て」というところで、ああ、ベルリンの壁が消えたときはまだ羽生くんは生まれてすらいないのだな、とちょっと愕然とするのだが。


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04.15
Sun
 とはいえ、なんだか頭がぼーっとしているし記憶力もさだかでないので詳細なレポートとかは無理だが。あと、羽生くんの最後の挨拶についてはいろいろなことを思うがそれについてはまた別の機会にすることにして、今日はショー自体の感想をざっくりと書こうと思う。
 いいショーだった。羽生くんが心を込めてプロデュースしてくれていることが随所に伝わってきた。そして、羽生くんが出演するスケーターの皆さんを心からリスペクトしていることも伝わってきた。
 まさか佐野稔氏の滑りが観られるとは!それから、佐野氏の技術解説のコーナーで、羽生くんのやっている「カウンターからのトリプルアクセル」がいかに難しいかということがよくわかったし。トリプルアクセル巧者の一人である無良くんですらうまくゆかないのだ。にしても無良くんへの無茶ぶりっぷりはなかなか素敵である。
 ジョニー、バトルさん、プル様は何度もショーで観ているがやっぱりそれぞれに素敵だ。川口スミルノフ組も迫力と雰囲気があって良かった。バブリーダンスの最後だけ羽生くんが乱入したのもよかったな。それから私はボーン姉さんの演技をショーで初めて観たので嬉しかった。キレッキレで。最後に羽生くんを含めた他の出演者たちがラッパと共に共演してたのも楽しかったし。
 今日のトークコーナーのゲストは(予想通り)プル様。トークの詳細はよく覚えていないのだがとにかく羽生くんとプル様が相思相愛だということはとてもよくわかった。質問コーナーも羽生くんは全て誠実に真摯に答えていて、細かい内容を覚えていない自分の記憶力が恨めしい。
 第一部と第二部の間の休憩の時間帯に、一昨日と昨日の羽生くん演技のメドレーコーナーの映像が流れたのも嬉しかった。それは予想してなかったので。
 で、一昨日がツィゴイネルワイゼン衣装、昨日が悲愴衣装だったので、今日のメドレーコーナーの衣装は旧ロミジュリだろう、演目は、最初はちょっとわからないが、二つめは旧ロミジュリ、三つめはSEIMEIだろうと予想していったら当たった。最初はSing Sing Singだった。何にせよ、いわゆる「ニース墜ち」の私は旧ロミジュリを衣装、演技共に観られて嬉しかった。そして旧ロミジュリ衣装でのSEIMEIというのもなかなか良かった。足の加療中ということでジャンプはなかったけれど、それでも羽生くんのスケートというのはやっぱりとても素敵で見応えがある。
 あと、羽生くんはちゃんとライヴヴューイング会場のことも意識してくれているのがわかって嬉しかった。羽生くんに会場から「おめでとう」や「ありがとうございました」を云うところでは、ライヴヴューイング会場からもある程度は声が上がっていたのだが、私は小心者なので声に出せず。でも気持ちは多分伝わってると思うことにする。
 とにかく「羽生くんからの愛」と「羽生くんへの愛」で出来た素敵なショーだったなと思う。羽生くんをはじめとして、このショーに携わった全ての方々に感謝したい。

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 「羽生結弦展」の方も盛況で何より。しかし「全国六都市で開催となっているが、あれは正確には本州六都市ではないか、全国六都市というならば福岡と札幌は入っているべきだ」というのが札幌在住の友人と私の主張である。福岡在住の私は今はちょっとはるばるどこかへ見に行ける状況ではないのが残念である。もっとも、行列する体力気力などに自信がない人間なので、場所的に行けなくてかえってさっぱりあきらめがついてよかったのかもしれないのだが。


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04.09
Mon
 たいへん面白く興味深く読ませていただいた。
 それにしてもタイトルが秀逸だなあと思う。私がもし羽生くんのことをあまりよく知らない人に説明しろって云われたらどこを強調したいかっていうと「羽生くんはジャンプが跳べるってだけじゃなくて、その前に助走がないのが凄いんだよ!」だから。
 にしても著者のフィギュアスケート愛は凄い。ライトファン以上スケオタ未満くらいな私にとっては、著者の細かい分析はとても勉強になった。私は「羽生くんはジャンプなどの目立つところ以外でもさりげなく高度なスケート技術全般を駆使してる」ということを漠然と感覚的にわかっているだけなのだけれど、それをきちんと言葉にして書いてくださっている。だから私も、羽生くんのどこがどう凄いのか、ということがこれまでよりよくわかるようになったかなと思う。読みながら、羽生くんのこれまでの軌跡を改めて振り返ることが出来たのもよかった。
 羽生くんとチャン氏の比較もなるほどなあという感じだったし、フィギュアスケートの「表現力」「芸術性」についても興味深い記述がたくさん。特に私も過去記事で取り上げた「登場人物になるか、音楽になるか」ということも話題として取り上げられていて、それぞれが単独で存在するのではなく、選手ごと、プログラムごとにこの二つの比率があり、それが個性になるという考え方はとても納得できるものだった。
 この本はなんといっても羽生くんのことが一番たくさん取り上げられているけれども、それ以外にも、過去の選手たちも含めた多くのスケーターへの愛とリスペクトが溢れている。そして、フィギュアスケートという競技への愛とリスペクトも。
 スケオタレベル的なところでは著者に遠く及ばない私だが、私なりに、スケーターへの、そしてフィギュアスケートへの愛とリスペクトを見習わせていただきたいと思った次第だった。

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 Continues with Wingsのライヴヴューイングに行けることになった見込み(当落の正式発表は明日だが、カードが動いた)。場所は離れていても、少しは時空を共有できる感覚が味わえそうで嬉しい。


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04.05
Thu
 4月22日の羽生くんのパレードには行けない。けれど、寄付をすることとTシャツを買うことで間接的に参加しているのだと思っている。Tシャツは迷って青いハイドロの方にした。
 四年前のパレードのことを思い出す。開催前に資金難がどうのこうのという話が持ち上がって、でもTシャツを販売して寄付も募ったところあっというまに必要額が集まっておつりが来るくらいになったこと。羽生くんファンの力がいい形で結集したな、と思って爽快だった。あのときは仙台市の読みが甘かったのか、Tシャツの枚数があまり用意されてなくて通販に回った枚数も少なくて争奪戦みたいになってたっけ。
 今回は前回のそういう経験を活かしてか、通販も前よりは枚数に余裕があるみたいだし、Tシャツもサイズが選べるようになっている。進化する羽生くんTシャツ。ラバーバンドは現地のみの販売みたいでちょっと残念だけれど、でもそういう商品があってもいいと思う。
 時々思うのだけれど、たとえば羽生くんのサイン入りのもののチャリティーオークションも悪くはないけれど、その気になればお小づかいでもなんとかなるような金額のこういうTシャツとかの販売でチャリティーもすればいいのにな。羽生くんの公式グッズだったらファンはかなりの確率で買うと思うし、結果的に金額もかなり集まると思うので。

 何はともあれ、4月22日は、直接行ける人も行けない人もみんなの思いが集まった、いいパレードになりますように。仙台市の出しているパレード情報はこちら

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 そういえば先日、用事で博多駅に出たので博多阪急でずんだ餅を買った。やっぱりおいしい。


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04.03
Tue
 マイレピ(会員限定記事)に羽生くんの将来なりたい男性像が語られていた。「かっこいいおじいさん」と。壮年期をぶっとばしていきなりおじいさん。そうきたか。しかし時間は流れているのだし羽生くんだっていずれはおじいさんという歳になるのだよな……。スケートをやっていたということが佇まいに出るようになりたいとか、内面に芯がありつつ周りも見えていて優しい人になりたいとか。なんだか、羽生くんは確かに、もの柔らかな雰囲気を漂わせつつも凜とした芯を感じさせるような素敵なおじいさんになりそうである。私が若い頃から好きで聴いている佐野元春氏が、少年でもあり老賢者でもあり、といった雰囲気を漂わせているのだが、羽生くんもタイプは違うが少年でもあり老賢者でもあり、といった感じの人になりそう。実際にどんな感じのおじいさんになるのか……とそれを見届けるのは私の年齢ではまず無理だろうということに気づいて何だか遠い目になってしまうのであった。
 そして、将来、自分が支えられてきた分、周りに尽くせる人になりたい、と。23歳でそんなこと云えてしまうんだなあ。私が23歳の時なんて「社会人一年目」をそれらしくするのに一生懸命で、自分が支えられてきたとか、自分が尽くす側に回りたいとか、そんな殊勝なことはこれっぽっちも考えてなかった気がする。いや、それから倍以上生きた今になっても「支えられてきた分、周りに尽くしてゆきたい」なんていう感覚に全然なってない。自分が支えられ得てきたものを何らかの形で周りに還元しなきゃならない年齢にとっくになっているとは思うのだが。しかし私にいったい何ができるというのだ……。周りに自分が返せるもの、尽くせるものなんて何も思いつきゃしない。こんなダメ人間がファンでごめんなさい、とまた何だか遠い目になってしまうのであった。


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