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01.31
Wed
 今治のタオルメーカー、七福タオルと羽生くんの関わりについては、ご存じな方には今さらな話だろうが、こちらのブログとそのコメント欄にあるのでご存じでない方はどうぞ。まだ無名だった頃の羽生くんのエピソード。
 私はファンになってしばらくした頃このエピソードを知ったのだと思う。それで「七福タオル」という会社の存在も知ったわけである。
 タオルというのはだいたい誰でも毎日使うし、消耗してゆくものだから何枚あっても困らないし、ということで私はプレゼントに適した品だと思っていて、で、七福タオルを知ってしばらく経った頃、ある方にお祝いをする機会があったので、七福タオルの製品をオンラインショップで選んで購入したのである。すると、おまけに「余り糸で織った」という小さいタオルがたくさんついてきた。これが多分、上記ブログコメントにある「何十枚ものハンドタオル」に該当するものなんだろうな、と思った。ハンカチや布巾代わりに使いやすいもの。きっと初めての注文だからサービスしてくれたんだな、と思った。
 で、時が経って、また別に知人にお礼をする機会があったので、七福タオルの製品を購入した。そしたらまた余り糸のタオルのおまけがついていたのである。その後たしか二、三度やはりお礼やお祝いという機会があったので七福タオルを買ったのだが、そのたび余り糸のタオルはついてきた。アンケートに答えてハンカチタオルをもらったこともある。なんというか、気前のいい会社である。余り糸のタオルは、自宅にも少しとってあるが、その都度友人知人にも分けて喜ばれたりした。
 別に私は七福タオルの回し者ではないのだが、そういうようなわけで、もし自分用や贈り物用に今治タオルを、という機会があったなら、七福タオルの製品(オンラインショップはこちら、販売店情報はこちら)も検討してみてはいかがでしょうか、などとちょっとだけ宣伝したくなったのだった。世界に誇る今治タオルブランド認定製品もいろいろあるよ。

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 関係ないが今ごろスーパーブルーブラッドムーンとやらの皆既月蝕のはずなのにうちのあたりは雲に阻まれて何にも見えない……。残念。


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01.27
Sat
 今回の四大陸選手権は、地上波放送分、しかも男女ショートプログラムは関東ローカル放送だったため、男女フリーしか観ていない。で、上位陣の戦いにもそれなりの感想はあるのだが、今回はそれと関係なく、この四大陸に出ていた私のお気に入り選手について。
 レイノルズ選手は、この四大陸が現役最後の演技となったという。なんだかさびしい。四回転がまだそれほど盛んでなかった頃から果敢に挑んでいて「クワドエルフ」の異名を取った。2013年の大阪の四大陸選手権で羽生くんらをおさえて優勝したときの演技も印象的だったけれど、今日のフリーの演技も良かった。これから先の人生に幸あらんことを。親日家でもあるので、また日本に来てくれるといいな。
 ジー選手。昨季限りで引退かと思われていたけれど現役続行でよかった。彼を観ていると四回転がどうのなんてどうでもよくなる。自らや他の選手に振付をしているところなどから見て、根っからの表現者なのだろう。いつもいつも「魅せて」くれる。今回の「タイスの瞑想曲」もとても好きだ(いつか羽生くんの振付をする日など来ないだろうか)。
 そしてブラウン選手。親日家であること、羽生くんに日本語メッセージを送ったことなどで人気が出た面もあると思うけれど、そういうことがなくても彼の演技は本当に好きだ。彼の演技も四回転がどうのなんて本当にどうでもよくなる。ただただその独特のやわらかい表現に「いつまでも観ていたい」という気持ちにさせられる。三位おめでとう。五輪代表を逃したのが本当に残念。でもまた来季以降もその素敵な演技で魅了してくれるだろう。楽しみにしていたい。


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01.21
Sun
 羽生くんのファンになってそれなりの年数が経つが、ファンをやっていてわからなくなるのが「ファン以外の人たちにとって羽生くんとはどういう存在なのだろう」ということである。なんたって五輪金メダリストだしそれなりの知名度はあるだろうし、一部に絶大な人気があるということも知られているだろうけれど……。でもとにかく、私はファンだから、一般平均よりは頭の中の羽生くん占有率は高いし、羽生くん情報の重要度は高いわけである。で、ファン以外の一般の人にとっては羽生くんの存在感ってそれほどでもないはずだ、というのはわかるのだが、しかし実際にはどの程度の感じかなあ、というのは正直あまりよく分からない(まあ、一般の人って云っても個々人レベルで考えればそりゃいろいろだろうけれど)。
 だから、1月の16日の午後に、ネットニュースで「羽生くんが一週間前から練習を再開していた」というのが流れたとき、私にとってそれはもちろん重要情報だし「一週間前からようやくか……。やっぱり大変な怪我だったんだな。でも練習が今もできていないって状況じゃないわけだからいい方にとるべきかな」などとうだうだ考えていたのだった。そしたらNHKの7時のニュースでその羽生くんの練習再開のニュースが取り上げられていて正直びっくりした。たとえば試合の結果がニュースで取り上げられてももちろんびっくりしないし、他にも試合の現地入りしたとか、試合から帰国したとか、そういったことが取り上げられるのもまあ特に驚かないが「練習を再開した」がゴールデンタイムのニュースにしっかり取り上げられるんだ、というのはちょっとした衝撃だった。本当に、ファンをどっぷりやってるとあまりよくわからなくなるのだが、世間でも羽生くんの注目度はひょっとして私が思っている以上にあるのかもしれないな、などと思ってみた次第である。

 練習内容が伏せられているので羽生くんの本当の状態がわからないが、知りたいが、戦略的に伏せられているのだろうから仕方ない。便りのないのはよい便り、でありますように。

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 各国の国内選手権だの欧州選手権だのの情報が次々流れてくるけれども結果を追うだけで映像は全然観られていない。映像を観る時間や気持ちの余裕とかが欲しいなあと思いながら過ぎてゆく今日この頃。



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01.15
Mon
 昨夜のNNNドキュメント「絶対に勝ってやる!羽生結弦 自分への挑戦」の録画を観て、あらためて羽生くんは4Lzにものすごい思い入れがあるのだなあと感じた。オーサーコーチにしても、そのほかの多くの人にしても、羽生くんが四回転は4Tと4Sだけで構成したプログラムで作った世界最高記録をまだ誰も超えられていないのだし、GOEとPCSを磨き上げれば4Lzを入れなくても誰もかなわない、と思っている。本人もそれはそれで納得していると思う。でもそれでもやはり羽生くん自身はGOEとPCSを稼ぐだけの戦い方では満足しない、4Lzというジャンプの高いBV(基礎点)をつかみとりたいのだな、と。GOEやPCSがいくら高く取れても、BVで若手に見劣りするというのはやっぱりイヤなのだな、と(他の選手がPCSを上げてくるという予想をしているのは、ソチ五輪シーズンの自分の経験を重ねているのだろう)。
 確かに、羽生くんが望むように「圧倒的に勝つ」には4LzのBVをしっかりとって、なおかつGOEとPCSを積み上げる、というのが理想的な形なのだろう。挑戦してなんぼという羽生くん、オータムクラシックでショートプログラムは世界最高点で首位発進したものの、フリーでは挑戦を回避したため失速し二位に終わった、ということを自分にとってものすごく象徴的なこととして受けとめていそうな気がする。
 とはいえ、その4Lzを跳ぼうとして怪我をした……というのもまたある意味象徴的なことであって、これは「4Lzを跳ばなくても他の要素のGOEやPCSで勝てるのだから、4Lzは回避しなさい」という啓示だと受けとめることも可能なのである。さて、羽生くんはどっちを取るか。
 もちろん、羽生くんの怪我の程度、どのくらい回復しているのか、五輪の頃の見通しはどうなのか、という情報がこちらにまったくないので判断は難しいのだが、とにかく昨夜の番組を観て感じたことは「もし身体が最低限でも可能な状態なら、羽生くんはやはり4Lzを跳びたがるだろうな」ということである。
 私自身としてもなかなか複雑で、4Lzを無理に跳ばずに、その他の要素を美しくまとめあげて息をのむような完成度の高い演技をする羽生くんを観たい、という気持ちもありつつ、リスクを背負っても4Lzに挑む羽生くんの方が「らしい」よなあ、という気持ちもあるのである。悩ましい。
 とはいえ、こちらで悩んでもどうなることでもないので、ただ「最高の『羽生結弦』」の実現を待ち望むのみだが。
 どうか羽生くんがよい状態でありますように。4Lzを跳ぶにせよ跳ばないにせよ、それはそのときの羽生くん自身にとって「最高の選択」でありますように。

 それにしても「絶対に勝ってやる!」とノートにでかでかと書いていたのはなんだか笑ってしまった。あの2012年スケートアメリカ、ショートで世界最高を初めて叩き出して、そのときの気持ちの処理のうまい方法がわからずにフリーでグダグダになって逆転負けしたときに書いたもののようだ。今より荒削りな負けず嫌いさを感じるエピソード。私の好きな堺雅人さんが、無名で貧しかった頃に壁に「絶対ビッグになってやる」と貼っていたという話を連想してしまった。


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01.13
Sat
 一昨日のことになるが、テレビ朝日ビッグスポーツ賞の授賞式を欠席した羽生くんのコメントが報道された。五輪代表決定後、なかなか本人のコメントというものがなかったので、それがようやく聞けてほっとした。
 「平昌五輪に向け強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね自身を超え続けたいと思います」
 実に羽生くんらしいな、と思った。「強い気持ちを持って」というのは、実際に強い気持ちを持っているということでもあるだろうけれど、そうやってあえて言葉にすることで自らを奮い立たせているところもあるだろう。軽くはない怪我からの回復過程、ぶっつけで臨む五輪での試合勘の部分での不安……そういった状況の中で強い気持ちを持つのは簡単なことではないはずだ。いや、そういうふうに考えてしまうのは凡人の私の発想で、逆境に燃える体質の羽生くんは本当にただただまっすぐに強い気持ちでいるのかもしれないが。
 どちらにしても、何かにつけて弱気になりっぱなし、努力が苦手で自身に負けっぱなしな私は、このコメントになんだか圧倒されたのだった。あやかりたい。爪の垢を煎じて飲みたい。

 気づくと五輪まで約一か月になっていて、これから羽生くんを特集した番組もいろいろとあるようで、いよいよ、というどきどき感が増してゆく日々になるのだなあと思う。


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01.07
Sun
 羽生結弦くんとピアニストの松田華音さんの対談がネットに出てからもうずいぶん経ってしまった。これが出た頃は感想をブログに書きたいと思いつつその余裕がなかった時期で、今もそれほどまだ余裕があるとは云えない状態ではあるのだけれど感想の一端だけでも今さらながら書いておきたいと思う。
 一番印象的だったのは、羽生くんが曲を選ぶに当たって、その曲で1年2年と滑らなくてはならないから情熱を注げるかどうかというのは大きくて「だから“深み”がないと追求しきれない」と述べたところ。曲自体に深みを感じられるようなものでないと、情熱を注ぎ続けられないからそういうものを求めて選んでいる……ということは、羽生くんの中にちゃんとそういう「深み」を追求するだけの素地があるということだ。
 松田華音さんは演奏を物語のように解釈する、羽生くんはバラード第一番はわりと自分自身でいられる曲、というふうに話しているけれど、そうやって表現の中に持ち込むのが誰かの作った物語であろうと、自分自身のことであろうと、そういったものを捉える自分の精神性にそもそもある程度の素地がないと、表現として成立させようと思っても薄っぺらいものになってしまうと思う。「深みを追求したい」とはそもそも「深み」というものの存在を感じるから云える言葉で、そういったことを云える羽生くんは、若いながらに表現者としての素地がちゃんとあるんだなあ、とあらためて感心した。だからこそ、羽生くんの演技には(少なくともいいときの羽生くんの演技には)えもいわれぬ感覚をもたらす何かがあるのだろうと思う。
 「見ている方それぞれに「何か」が伝わっていればいいなあ」とも羽生くんは云っていて、それは自分のしたいと思っている表現を押しつけない、人それぞれに違った背景があり違った受け取り方があるということを尊重しているということのあらわれだと思うのだけれど、考えてみればこれもなかなかこわいことなのだ。「深みの追求」は何も送り手側だけのものではない。送り手側が深みのあるものを表現していたとして、さて受け手側はそれをきちんと感じきれるのか?もちろん何をどのように感じるかは受け手側の自由であるけれど、送り手側がこめたものをできるだけ感じとりたいと願うならば、受け手側もまた自分自身を省みなければならないことになる。私はこの表現の深みを受けとめきれるだけの器であるのか、と。
 送り手側にしても受け手側にしても、どこまで深みに達することができるのか、それは単にセンスの問題や、教養や知識などの有無や、人生経験の豊富さといったことに帰結できるものでもないのだろう。送り手がどこまで表現できて受け手がどこまで受け取れるか、それは送り手と受け手それぞれのそのときどきの状況や相性などにも左右されるだろうからなかなか単純にはいかないものだと思う。
 ただ私はファンとして、羽生くんの演技からの表現をできるだけ深く感じとりたいと願うので、自分にその素地があることを、そしてできるだけその素地が豊かに培えることを願う。センスだの教養だのは付け焼き刃では間に合わないだろうし、経験値も歳のわりにとても低い自信があるので、せめていろいろなものごとについてできるだけいろいろと感じたり思ったり考えたりして、心を耕していようなんて思っていたりする。

 実のところこのブログを書くのにも一種のこわさがつきまとっていて、最初はただ羽生くんについて語りたい一心でとにかく始めたのだが、だんだん「そもそも私は羽生結弦という人物を語りおおせる器なのか?」という疑問が大きくなってきたのだった。でもまあ、私の器がどれだけ足りないとしても、そのときどきの自分がやっぱり語りたいことは語ってしまうのだろうと思う。
 というわけで、今後ともお気が向かれましたらおつきあいいただけますと幸いです。もっとも、語れることの内容や分量、語れる頻度は私のそのときどきの状況によって今後もかなり左右されてしまうとは思いますが。

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 というかここのところちゃんと情報を追い切れてない部分も多々あったりするのだが、羽生結弦トークショーって何事なんだ……(混乱)。


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01.01
Mon
 あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 よい年でありますように。
 羽生くんが思い描く演技を、思いのままにできますように。

 最近まとまった記事が書けていませんでしたが今日は久しぶりにちょっと長めの記事になりました。

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 以前にもユング心理学についていくぶん触れたけれど、私はごくごく入門程度にかじっていて、そのかじっている感覚でものすごくおおざっぱに云うと、人間とは対になっている要素の統合によって「全体性」をめざすものである、という感じ。たとえばとても男性的と思われている人の中には意外と女々しい部分があったりして、でもその自分の中の女性的要素をも発達させて自分の一部として認め融合してゆくことでより全体性をそなえた存在になれるとかそういう感じ。他にも、思考能力が発達した人は一般に感情の扱いがあまりうまくなかったりするものだが、そういう自分の中の未熟で未分化な感情も育ててゆくことによって全体性を獲得してゆくとか。とにかく「対になっている二つの要素の存在とその統合」ということが重要なキーになっていると思われる。
 そういうユング心理学の観点で見ると、羽生結弦くんという人物がどうしてかくも魅力的に見えるのかということの一端が見えてくるという気もしている。かつて私は「羽生結弦くんの両性具有性」という記事を書いて、羽生くんが男性性と女性性の両方を豊かに感じさせるということを述べたのだが、それは人間がめざすところの「全体性」の一つのあり方を目に見える形であらわしてくれているということかもしれない。
 そして両性具有性のみならず、羽生くんには、他にもいくつかの「両極」が見える。すごく大人びた面があるかと思えばとても無邪気な子どもの顔を見せたり、とても清純な雰囲気の一方で溢れるエロスを持っていたりもする。
 ユング心理学では男性性と女性性(アニマ、アニムス)も重要な概念だが、その他にも「思考」と「感情」が対になり、そして「感覚」と「直観」が対になっている。そして対になっている要素のうち、普通人はどちらかが得意でどちらかが不得手である。先ほども述べたようにたとえば思考が発達している人は感情が未熟だったりすることも多い。感情が豊かな人は思考のコントロールは苦手だったりもしがちである。しかし羽生くんを見ていると、冷静な思考力を十分に発達させている一方で、感情にもとても豊かなものがあると感じる。「感覚」と「直観」についても同様である。感覚とは五感のはたらきをそのままに受けとるようなこと、それに対して直観は五感で受けとるそのままというよりその背後にある事物の可能性、抽象性というようなものを受けとるようなことを指すわけである。感覚が発達している人は往々にして直観のはたらきは弱かったりする。直観に優れている人は感覚は意外と鈍かったりする。しかし、たとえば羽生くんと音楽とのかかわりを例に挙げると、音ハメのうまさ、イアフォンや音響へのこだわりようなどからして、音やリズムなどをそのままに受けとる「感覚」のはたらきがとても発達していることは確かだが、だからといって音楽に対する「直観」が曇らされているわけではない気がする。音楽が何をあらわしているか、そのテーマなどの抽象的な面も羽生くんは深く感じとって演じていると感じられる。
 といっても、羽生くん本人の精神の「全体性」が本当にどこまで達成されているかというのはわからない。まだ若いし。ただ、こちらから見ていて、羽生くんの中にはさまざまな両極がどちらもすごくはっきりと見えて、それらが羽生くんというキャラクターの中で結合していて、そのありさまが人間がめざす「全体性」のあたかも一種のモデルのように見えてしまう要素というのはあると思う。そういう人って他にはなかなかいないのではないだろうか。だから、私も含めて多くの人が羽生くんに何か特別な憧れのようなものを持ってしまうのも無理もないという気がする。

 ややこじつけにはなるが、そういう全体性を感じさせる羽生くんは、フィギュアスケートという競技においても「技術と表現の融合」という形で高度な全体性をめざしていると云える。それが羽生くんの演技に深く感じられる魅力につながっているのだろう。



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