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09.29
Thu
 本当は4ループについてちょっと真面目な記事でも書こうと思ってたのだが東京西川にやられたので予定変更。
 油断していた。東京西川のCMはいずれ来るのもわかっていたし、撮影風景にベッドが見えていたのでベッドに横たわる羽生くんっていうのも来るんだろうなとは思っていたが、なんとなくもっと先のような気が勝手にしていた。だもんだから26日の夜に情報をつかんで映像や画像を観たときは心の準備ができていないものだから「!!!!!」であった。寝具の広告なのに眠れなくなるじゃないか。しかし私はこの週末から月曜日にかけて不運にも仕事の出張と私用のイベントが連続して立て込んでいて、それらに向けての準備などもあって今睡眠不足になるのは避けなければならないので、何度も繰り返しリピートして観たい気持ちを抑えてちゃんと眠るようにしたのだけれど。
 いやもう本当にどどどどんな気持ちになるのが正解なのか、戸惑ってしまった。白シャツを着て枕を抱きしめたり、淡いグレーのパジャマでベッドに横たわる羽生くんはあまりになんていうか可憐で、本当に実在している人なのかと。以前「羽生結弦はアイドルではない けれど 羽生結弦はアイドルである」という記事を書いたけれど、職業アイドルではないからこそのアイドル性が今回の映像ではとびきり際立っている。どちらかというと棒読み的なせりふの抑揚も、むしろ「こなれていない感を出すことで初々しさを損なわないようにした絶妙な演出」とさえ思えてきてしまう。
 特に、寝姿の画像は「羽生くんの寝姿」として期待を裏切らないクオリティの高さである。どどどどうしてこんなに絵になるのだ。め、眩暈が。これ、クオカードとか、webの画像とかでみんなに流通しちゃっていいものなのか。一点ものとして秘蔵しておかなければならないレベルではないのか。
 しかしクオカードプレゼントキャンペーンはハードルが高い。税抜き25000円の枕(経済的ハードル)を各店舗先着20名(競争率のハードル)という時点でそもそももう無理感が強烈に漂っているが、加えて、上に書いたように私は10月1日の午前中は職務放棄しない限りは枕なんて買いに行けない状況なのである。
 それはともかくとして、前の記事で、次の羽生くんの露出は十月に違いないと信じ込んで替え歌を作った私だが、また新しく出来てしまった。元歌は一風堂の「すみれSeptember Love」。

「結弦September Love」

それは九月だった
あやしい季節だった
白シャツで枕を抱いて
君があらわれみんな興奮
まるでお祭り騒ぎ
君さえいればパラダイス
パジャマ着て寝顔を見せる
君に人生狂わされてる
You-You-You誘惑のクオカード
You-You-Youハードル高い

結弦 September Love
眠れない September sleeping
結弦は結弦ライラライラ…

君は夢か幻?

結弦 September Love again
今夜は September dreaming
くらくら眩暈してライライライライ

君は奇跡だった
優しい天使だった
長すぎる砂漠を耐えた
僕の心にふれた微笑
You-You-You許されるものならば
You-You-You夢の続きを

結弦 September Love
眠れない September sleeping
結弦は結弦ライラライラ…

君は君の幻?

結弦 September Love again
今夜は September dreaming
くらくら眩暈してライライライライ

 ミニ備長炭の枕も欲しくないことはないが、私は羽生くんとおそろいのパジャマが欲しい。メイキング映像に出ているパジャマはなかなか好みだ。あと、前にも記事に書いたけれど羽生くんモデルのパジャマを西川が出してくれたら買うのに。それから、私は白シャツは好きなアイテムでわりとよく着るので、今回羽生くんが着てた白シャツとおそろいのが欲しいとも思ってしまった。
 そういえば、私は羽生くんの金メダルパレードのTシャツを二枚持っていて(一枚は発売直後に通販で買い、もう一枚は仕事で仙台に行ったときに仙台空港にあったので買った)、一枚は使用用、一枚は保存用である。で、使用用の一枚を何に使っているかというと「夏の比較的涼しい夜の寝巻」である。暑い夜は袖が比較的短くて、襟もやや開いた寝巻で寝るのだが、時々それではちょっと涼しすぎという夜があって、そういうときのあのTシャツは半袖にしてはやや袖が長めで襟も開きすぎてないのでちょうどいいのである。羽生くんのぬくもりを背中に感じながら寝ているわけである。というとちょっと語弊があるが。


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09.25
Sun
 羽生くんファンは今十月になるのを心待ちにしていることと思う。日本時間の10月1日と2日のオータムクラシックで新プロの全貌が明らかになるだろうし、中旬以降にはバスクリンのCMが解禁されるらしいではないか。
 そんなことを思ったら、オフコースの「I LOVE YOU」の替え歌ができてしまった。

「WE LOVE YOU」

待たされて 待たされて 入浴シーン
切ないね 結弦の白い肌
ああはやく 十月になれば
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU

新プロも クワドループも
期待しかない
結弦はファンを しあわせにしてるよ
ああはやく 十月になれば
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU

誰も結弦の代わりに
なれはしないから 結弦のまま
そこに居ればいいから
ああはやく 十月になれば
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU
WE LOVE YOU (YOU'RE THE ONLY ONE) WE LOVE YOU WE LOVE YOU

 真面目な話、羽生くんほど「THE ONLY ONE」感が強い人ってちょっといないなあ、と思う。本当に誰も羽生くんの代わりになれる人っていない。
 原曲(アルバムヴァージョン)では間奏のところでジョン・レノンの訃報を伝えるニュース音声が入るのだが、この替え歌だとさしずめ先日の公開練習時の羽生くんのインタヴュー音声を入れると云ったところか。

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 アメリカのジュニア選手、クラスノジョンくんが4Lo跳んで認定されたとか。羽生くんに4Lo初認定を獲ってほしかった気持ちはあるのでそういう意味では正直ちょっと残念ではあるのだけれど、でも凄いこと。おめでとうございます。


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09.23
Fri
 また糸井重里氏の本から引用。今度は『忘れてきた花束。』という本から。
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川島雄三監督の『雁の寺』。
若尾文子さんが、もうね、きれいでいやらしいの。
こんな昔の映画の女優さんのこと、話す相手もいないし、
そのままになりかけていたら、
家人がすっかり乗ってきて、激しく同意していた。
昔の女優さん、みんな、うまくてきれいでいやらしいと。
監督が、かなり演技の演出をこってりやってたようだ、と。
興味深くなってしまったので、昔の映画をもっと観て、
うまくてきれいでいやらしいを観賞しようと思います。
いつからか、きれいといやらしいは、
女優ごとの「分業」になっちゃったんじゃないかなぁ。
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 これ読んでなんか羽生くんに連想が行ってしまったわけだ。羽生くんは昔の女優さんではないけれど、スケートが「うまい」し「きれいでいやらしい」というのとは違うけれど「清純でエロい」じゃないか、と。うまくて清純でエロい。分業じゃなくて濃密に兼業している。
 で、昔の女優さんがうまくてきれいでいやらしいのは、監督がかなり演技の演出をこってりやってたようだ、ということのようだが、そこへゆくと羽生くんは「うまい」は練習とかコーチの指導とかの賜物だとしても「清純でエロい」はもう本人の資質以外の何ものでもないな、と。
 あんまり男子に清純っていう言葉を使わないと思うけれど、羽生くんにはなぜか使えてしまう。なんていうか、ある面、性的な要素を全く感じさせないところがある。だから、広瀬すずちゃんに対して「シックスパック見てみたい」とか、云う人や文脈が違えば「セクハラだ!」と云われかねないような発言もなんかさらっと流せてしまうというか。性的なものを感じさせないどころか、演技などによっては、たとえばこないだの24HTVの演技などは、こちらの邪念まで浄化してゆくような清らかさにあふれていたりする。
 にもかかわらず、その同じ人が、なぜかたまらなくエロいんだよなあ。本人が性的な意識が強そうとかじゃなくて、いや、もちろん私は現実の羽生くんの性的な意識とか経験とか知らないし、それはそれこそプライヴェートの領域なので本人が好きこのんで話さない限りは知ることもないだろうが、あくまで羽生くんからどういうイメージを感じるかということで話を進める。なんだろう、本人の意識とは関係ないところから発生するエロさ。清純であるにもかかわらず、というか、清純を兼ね備えているからこその不思議なエロさ。演技後の汗に濡れた肌がエロいとか綺麗なかたちの唇がエロいとか練習着のボディラインがエロいとか個別にもいろいろ云うことは可能であろうが、トータルとして、存在性そのものからにじみ出るようなエロさ。
 ずいぶん前に人から聞いたことの受け売りだが「セクシー」と「エロティック」は似て非なる概念らしい。セクシーというのは、要するに、突き詰めて云えば生殖につながっている性的なイメージのことらしい。いわゆるフェロモンを感じさせるような感じということか。オスとしての、あるいはメスとしての魅力が強烈というようなことであろう。それに対してエロティックとは、生殖のための性から離れて、性というものを快楽として蕩尽するというような方向の性的な魅力のことらしい。どうもイメージとして、健康的で比較的単純でわかりやすい「セクシー」に対して「エロティック」というのはより複雑で微妙な陰翳を帯びているというような印象か。
 私はこの文章で羽生くんをエロいエロいとさんざん書いてきたけれど、要するに羽生くんは上記の分類で云うとセクシーよりエロティックな人だとどうしても思うのである。羽生くんの放つ色気は時に強烈だけれどフェロモンじゃない。生殖という機能、目的から離れて、より陰翳を帯びた快楽の領域に己を蕩尽するような領域の色気だと思う。以前「羽生結弦選手に勝手に至高性を見てしまう」という記事を書いたが、それともちょっとつながる感じ。生殖という性の「有用性」を離れた彼岸に漂う性が醸し出す独特の香気(何云ってるんだかだんだんわからなくなってきた)。
 ただ、往々にしてエロティックは爛れた色気にもつながりやすいのだが、羽生くんは一面とても清純な人であるがゆえに、そのエロティックさも、少なくとも今のところはものすごく透明感がある。おそらくはおそろしく稀少な、透明なエロティシズム。
 同じ時代に生きて「うまくて清純でエロい」を堪能できるという幸福にひれ伏して感謝したいと思うのだった。

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 先日のスポーツLIFE HERO’Sによると、羽生くんのショートプログラムの振付のジェフリー・バトル氏が「オリンピック一年半前だからクレイジーになろう!」と云ったとか。それで羽生くんがはっちゃけて「就寝シーン解禁!(西川)」「入浴シーン解禁!(バスクリン)」になってるとかじゃないだろうな。

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 羽生くんが腕枕されたいアスリート三位になったとかいう話だが、あの細腕に申し訳なくて頭なんか乗せられません、それに羽生くんは腕枕するよりされる方だろう(どんな人にされるのが正解かというのは深遠な問題だが)と思ったのは私だけではないだろう。
 「膝枕してあげたいアスリート」とかいうランキングがあったらおそらく一位になるだろうと思う。ただ私個人としては自分の膝のクッション性に自信がないのでパスだが。


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09.19
Mon
 今日はちょっと宣伝記事で失礼いたします。

 このブログでも私がアマチュアで詩歌創作をしている話はちらほらとしてきたが、ちょうど一年くらい前、南野薔子(みなみのしょうこ)という筆名でやっている五行歌という形式の詩歌で『硝子離宮』というタイトルの歌集を出したのである(五行歌というのは基本的に五行で書くということ以外にルールのない、新しい形式の詩歌である。短歌や俳句と違って音数に決まりはなく、季語を入れなければいけないといったこともない)。
 で、なんでここでちょっとその本について宣伝させてもらおうかと思ったかというと、この本には羽生くんネタの作品も若干含まれているからなのであった。時期的に云うと2011-12シーズンから、2014-15シーズンまでの羽生くん。といっても、私はあまり直接的にたとえば「羽生くんが金メダルをとって嬉しい」とか書くタイプではなく、リアルに羽生くんのことを描写するというよりは私の頭の中の羽生くんのイメージとか、私のファン心理のイメージとかを(時にデフォルメして)描く感じで、羽生結弦という固有名詞も出していない。ただ、羽生くんファンの人が読めば「このへんの歌は羽生くんのことかも」というのはわかるんじゃないかな、という感じである。というわけで、ちょっと照れくさいのだが、このブログを読んでくださる羽生くんファンの方の中にひょっとしたら興味を持ってくださる方がいらっしゃるかもしれない……と思った次第である。
 羽生結弦という固有名詞は出していないと書いたが、一首だけ、こういう歌も収録している。

 羽撃きはトレモロ
 生の昂ぶりのままに像を
 結びゆく憧れを奏でる
 弦のきらめくわななき
 君の魂の

 羽生くんの名前について最近記事を書いたけれど、こういうことができる名前の人もあんまりいないと思う。
garasurikyu-c.jpg

 というわけで、もし興味を持っていただけたらお手にとっていただけると幸いである。ただ、私の歌はわりと好みが分かれると思うので、こちらの出版社の紹介ページなど見て、波長が合いそうだと思ったらなにとぞよろしく……ということで。
 お値段もお手頃で、新書サイズなので気軽にかばんなどにも入れていただけるかと。アマゾン、セブンネット、ローチケHMV、楽天ブックスには現時点で在庫あり。他のネット書店にもあるかも。マイナーな少部数の自費出版物なので書店の店頭で発見するのはおそらくかなり難しいかと思われるが。

 宣伝記事にて失礼いたしました。おつきあいいただきました方ありがとうございました。

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 昨夜の「スポーツLIFE HERO’S」はよかった。もちろん真面目に内容としてもよかったのだけれど、練習着姿の羽生くんを結構堪能できたのが。あと「脱ごうとしている時にパシャパシャされると恥ずかしい」という名言も出たし。というかそこをわざわざ映像として入れてきて発言にテロップまで入れるのはなぜだ。


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09.17
Sat
 新プログラムが発表になると衣装がどんなのかも気になる。かといって服飾関係に詳しいわけでもなく予想というようなことができる自信はない。「こうだったらいいな」「自分が衣装担当だったらこういう方向でいくけどな」ということなら考えられるけど。なのでそういう話。
 ショートプログラムはプリンスということで、紫ではというような声も聞こえるが、ノリノリキレキレで踊るちょっとワルっぽい羽生くんが見られるのではないかという期待からすると、私としてはとにかく身体の線を際立たせてほしい!と思うわけだ。で、身体の線を際立たせるにはなんといってもシンプルな黒だと。というわけで、私としては、以前「羽生結弦選手の衣装あれこれ」という記事で書いたように「基本的な形は練習着かと見まがうくらいシンプルな黒、でもなんだかシュールな感じで穴が開いている(もちろん競技用衣装としてのルールに抵触しない範囲で)」という路線で行ってほしいとやっぱり思っている。半袖希望。で、シュールな感じで穴が開いているっていうところでcrazyを表現してほしいわけだ。ロックテイストの黒の手袋してもいいと思う。あと、もう一つ考えたのが、やはり黒なんだけど、上は黒の半袖Tシャツ的な感じで背中に紫のバナナがプリントしてあるっていうのはベタすぎるかな。その場合下はブラックデニム的な感じの黒のパンツで。
 フリーは、最初イメージしたのは白。でも去年のSEIMEIもほぼ白だったことを考えると、白と、植物を思わせる緑のグラデーションといった色合いでどうだろう。こちらはあまり身体の線を出す感じではなくゆとりがある感じ。アジア系民族衣装っぽい、でもどこの国のかと云われるとはっきりと特定はできないような、そういう形に仕立てたらいいんじゃないだろうか。具体的に云えといわれると難しいけれど。こちらは袖は長袖。で、風や水の流れを思わせるような模様を、キラキラや刺繍でつけるという感じ。ボトムは普通の黒でいいかな。

 実際の衣装の全貌がわかるのは予定通りならオータムクラシックになるかと。その頃忙しくておそらくライストに貼り付けないだろう自分がうらめしい。


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09.15
Thu
 なんだって同じ一日のうちに新プログラム発表とバスクリンCM入浴シーンの話が両方入ってくるのだ。濃すぎるしもったいないからそういう話は分散して出してくれないか。加えて昨日は私は仕事がわりと立て込んでいたりもして、頭の中がてんやわんやになってしまってなんだか疲れた。
 しかし入浴シーンCMって本人の入浴シーンってことでいいのだろうか。
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「既に撮影が終了している」(同社)という新CMには、昨年より広告出演契約を交わしているフィギュアスケーターの羽生結弦選手(ANA所属)が登場。普段から愛用している「きき湯」を使った入浴シーンが挿入されるという。
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 これ、まさか「(羽生選手が)普段から愛用している「きき湯」を使った(羽生選手以外の)入浴シーン」じゃないよな?とちょっと疑り深い私。それにしても、21歳男子の入浴シーンに対してなぜこうも「そんなものがお茶の間に流れて大丈夫なのか?」的な気分になってしまうのだろうか。
 でも実際のCMが流れるのは10月中旬以降ということで助かった。10月頭にかけてはわりと忙しいんだけどその頃には一段落ついてるはずだから心の準備がなんとか。

 さて、公開練習と新プログラム発表。24時間テレビや真っ赤なガーナで羽生成分を補ってはきたものの、やはり本業(?)の競技フィギュアスケートに関わる羽生くんの姿を見て、情報を聞くのは嬉しさも格別。
 ショートプログラムはプリンスの「Let’s go crazy」だそうで。私は基本的に洋楽オンチなのだが、さすがにプリンスの存在と「パープルレイン」がヒットしたことくらいは漠然と知っている。で「Let’s go crazy」もアルバム「パープルレイン」に収録されているということで、そういや昔、人にダビングしてもらった「パープルレイン」のカセットあったなあ、興味あんまりなかったんでほとんど聴いた記憶はないけど、と思って探してみたらやっぱりあった。今そのカセットをかけながらこれを書いている。「Let’s go crazy」は一曲目。
 いいんじゃないだろうか。なんかノリノリの曲でうねってはじけるスパイシーな羽生くんが見られそうで。公開練習映像を観た限りではジョニー・ウィアーさんリスペクトっぽい「ズサーッ」も入ってるようだし。曲のどのあたりをどう編集するのだろうか。最初のセリフのあたりは入ってるっぽい。最後の特徴的なギターのところも入っていたらいいけど。しかし「Let’s go crazy」って云うけれど4Lo(イーグルサンドと思われる)、4S-3T、3Aっていうプログラムを組むあなたはすでに十分crazyでしょ。そして私ももちろんすでに十分crazy about Yuzuruだけれど。そういえば思い出したけれど、私が大好きな佐野元春さんが書いた詩で「N.Y.C. 1983-1984」というのがある。佐野さんが83年から84年にニューヨークで暮らしていたときのことを題材にしたものだけれど、その中にこんなフレーズがある「シャワーを浴びながらオレは/向かいの窓から聞こえてくる/Princeのファンクが/せつなく飢えた街の鼓動と/同期するのをみていた」。さて2016-2017、世界中のテレビやネットがあるいろいろなところで、多くのファンたちは「Princeのファンクがこの上なくイカした羽生くんのスケートと同期する」のを見ることになるんだな。
 フリーは久石譲さんの「View of Silence」と「Asian Dream Song」を編集して「Hope & Legacy」というテーマにするとか。ここ数年フリーでドラマ性が強い演目が続いていたので、音楽そのものを演じる演目を見てみたいと云っていた私としてはとても嬉しい。ピアノが好きなのでピアノ曲なのも嬉しい。上記二曲をざっくり聴いてみて、空とか大地とか風とか水とか、自然を感じる感じだと思った。こちらの記事によると羽生くんも「風であったり木であったり水であったりを、自然に表現したいと考えています」って云っている。そういう森羅万象を表すみたいなところは昨季の「SEIMEI」にも通じる要素だし、「天と地のレクイエム」にもつながるものがあると思う。ピアノの表現というところは「バラード第一番」ともつながる。とにかくストーリーやキャラクターではなく曲の世界観そのものを表現する羽生くんが見られそうでとても楽しみだ。
 しかしフリーも構成が4Lo、4S、3F/4S-3T、4T、3A-2T、3A-1Lo-3S、3Lzということで、なんと四回転四本。ショートもだけれどこちらもcrazyな構成で。4Tが一応入っているということはリスフランも完全にダメということではないということでちょっとだけほっとしたけれど、でも上記で引用した記事だとまだトウループの練習には厳しい制限がかかっているようで、くれぐれも気をつけてほしいなと思う。とはいえ、羽生くんの相変わらずの攻めの姿勢にはもちろんわくわくも止められないのだが。


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09.13
Tue
 ジュニアグランプリシリーズとかシニアのB級試合の結果が聞こえてきたりする今日この頃。宇野くんが4F二回入れてきてるし、ネイサン・チェンくんが4Fと4Lz組み込んでいるとか、いよいよ男子シングルは高難度四回転複数本の時代に突入したということか。羽生くんもTとA以外の四回転を練習しているという情報もあり、どんなプログラム構成を組んでくるのか期待がふくらむ。
 その一方で、やはり心配なのが選手たちのフィジカル面だ。ネイサン・チェンくんも昨季途中で負傷したし、山本草太くんは昨季も今季も負傷している。羽生くんもいろいろなところを痛めてきたけれど、特にリスフランについては、トウループのトウをつく左足ということでとても影響が大きいところかと。プルシェンコ様が羽生くんに「ステイヘルシー」と云うと「お前が云うな!」とツッコんでしまう一方で「ああ、満身創痍のプルシェンコ様だからこそ云いたくなるのだろうな」とも思う。
 フィギュアスケートLife6に載っているマッサージセラピスト青嶋正さんの話など読むと、四回転ジャンプというのはやはり身体への負担が桁違いであるらしい。青嶋さんによると「カート(四回転を公式試合で初めて跳んだカート・ブラウニング氏)の理論から言うと、四回転というのはキャパシティがあるイメージ。例えば現役のうちに1000回跳べる、みたいな感じなのではないでしょうか。となると、ジュニアの時から跳ぶ必要があるのかな、と」という感じらしい。もしそうだとすると、ジュニアから四回転競争が過熱している現在の状況はやはり一考を要するということか。
 そうでないことを祈りたいが、ひょっとすると羽生くんの左足リスフランの状況は「羽生くんが一生に跳べる四回転トウループのキャパシティいっぱい」ということなのかもしれないと思ったりしてしまう。
 おそらく、たいていの選手がどこかしら痛めていて、でも折り合いをつけながらなんとかやっていっている状況なのだろう。傍から見ている身としては「無茶しないでほしいなあ」と思ってしまうのだが、身体を痛めるくらいの練習をする、多少身体が痛んでいても無茶をする、ぐらいのメンタリティでないとトップでは戦えないというような面もあるだろう。
 とはいえ、そこを個々の選手の根性論に任せるのではなくて、やはり、どういうジャンプをどういう練習をしたらどういう負担がかかって、というのをデータとしてきちんと蓄積して、今後の選手のために活かすような形につなげてほしいなと思う。スポーツというのはやはり技術の向上を追求することはやめられないものだと思うので、ではどうすれば身体を痛めずに効率よく高難度の技術が追求できるのか?といったようなことをより客観的に科学的に考えられるように、各選手の経験が今後に活かされてゆけばいいなと思う(現役選手はどういう練習をどの程度しているかなどは「企業秘密」という面もあるのかもしれないが)。と、素人である私がここで云うまでもなくそういうことを考えている関係者はきっとたくさんいるのではと思うが、心配性なので書いてみた。

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 ロンバルディア杯、優勝した宇野くんももちろんよかったが、2位のジェイソン・ブラウン選手の演技、特にフリーが好きだ。競技としてはやはり四回転を入れるに越したことはない、というのはわかるのだが、この人の演技は競技というより作品として観ていたい、四回転入れなくていいじゃないか、と云ってしまいたくなる。

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 さて、羽生くんの新プログラム発表はきっと間近なのだと思うが(今全世界で羽生くんファンが固唾をのんでいるのだなあ)、どういう感じで発表されるのだろうか。いっそドラムロール鳴らしてくす玉割るくらいのことをやってくれないか。


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09.09
Fri
 名前ネタで記事一本書けるかなと思っていたら、前々回前回に続いてなんと三本目である。これも羽生結弦という名前の「呪(しゅ)」なのか。
 名前ということに関してネットをさまよっていたら、こんなのにたどり着いた。「ことだま五十音表」。名前をひらがなにして、それぞれの音が持っていることだまを見ると、性格、魅力、才能がひもとけるということらしい。信憑性があるかどうかについてはとりあえず置いておいて、私自身の名前を見た場合、結構思い当たる節があって面白かった。
 で「ゆ」と「つ」と「る」も見てみたわけだ。それもちょっと面白かったので書いてみる。
 まず「ゆ」。ざっくり云うとロマンティストで、自分の夢に描くストーリーの実現をめざす情熱家らしい。たしかに「五輪金メダルとる」とか「金メダル連覇する」とか「フィギュアスケートの高みをめざす」とか壮大なロマンを描く情熱家であることには間違いない。笑ったのが「信念をゆずらない芯の強い人で、人の意見を聞けなくなることがあります」とあるところ。たしかに、頑固を自認してる羽生くんらしい。で「ゆ」のことだまを持つ人の開運の秘訣はマイペースを保つこと、ということで、個々人の個性に合わせて指導をしてくれるクリケットクラブはいい環境ということかな、と思ったり。
 次に「つ」。羽生くんの場合は「づ」と濁点がついていて、それは名前の中で重要な役割を持つことだまということらしい。ざっくり云うと知識、情報を集めて論理的に分析するのが得意らしい。たしかに、羽生くんは徹底的に自己分析もするしメソッドなんか構築してるし、他のスケーターたちの特徴などもよく研究して分析している印象が。ただここにも「自分の考えにこだわりすぎると、内にこもることがあります」とあって「ゆ」と合わせて、強い自我が出ていると云えるかも。で、開運の秘訣は人とのつながりを大事にすることらしい。ちなみに私も濁点はないが「つ」を持っている。共通点があって嬉しい。
 最後に「る」。これは「人を巻き込むパワーを持った人」ということで、確かに、羽生くんはその実力と魅力で、たくさんの人を巻き込んでいっているよなあ、と感じる。社交的で好奇心、サービス精神が旺盛らしい。確かに、他分野の人と会う機会などでも興味津々でマシンガントークを仕掛けたりして好奇心の強さを発揮してるし、ファンに対してサービス精神ありすぎ、という面もある。で、どちらかというと内にこもる印象がある上二文字に対してこの「る」があることでバランスがとれているかもしれない。「つ」の開運の秘訣にある「人とのつながり」という面についてもこの「る」が補ってくれているかもしれない。面白いのが「る」の開運のコツに「考えたことを書き出してみること」とあること。羽生くんはスケートの練習ノートを作ってる。ばっちりではないか!
 補足しておくと、名前のことだまは一文字目がメインキャラクター、二文字目が補佐的なサブキャラ、三文字目以降はエッセンスとして働く隠れキャラ的な存在らしい。羽生くんの場合は一文字目の「ゆ」のロマンティストなメインキャラが夢に向かって突き進むのを二文字目の濁点のついた「つ」が論理的思考力で強力に補佐しているという感じだろうか。愛称が「ゆづ」だし、この二文字目までの力が特に強いかもしれない。でも上記のことだまの感じから見ると「る」まで含めて呼んであげた方がバランスとれるかもしれないと思ってみたり。

 私はこのブログや、他の某SNSなどでは羽生くんのことを基本的に「羽生くん」呼びで、「ゆづ」呼びはしていない。親しい友人とのやりとりの中で羽生くんのことが出たときなどはたまに「ゆづ」呼びをすることがあるが、それ以外の場で「ゆづ」呼びはなんだか照れくさいものがあるので。これも一種のツンデレだろうか。
 ただ、もし本人に万が一会えることがあったら、こないだのチョコ開きの記事にも書いたけれど、一番呼んでみたい呼び方は「結弦くん」なのである。「ゆづ」という愛称はかわいいし定着しているけれど、上記のことだまの話を考慮に入れなくても「る」までの響き込みで「ゆづる」というのは美しい名前だと思うので。

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 羽生くんの新プログラム情報が13日(日本時間だと14日かも?)に出るとか。わくわくどきどき。
 羽生くんがTとA以外の四回転を練習していてSとLoは七割くらいの成功率とかいう話も見かける。あれだけ得意だった4Tを練習していないというのはやはりリスフランに負担をかけられない状態だということか。でも「4T跳べないなら4Lo跳べばいいじゃない」ってことか?


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09.07
Wed
 前の記事でも引用した中島梓氏の『美少年学入門』の「姓名篇」には芸名と本名について触れた下記のような箇所もある。1980年代前半に書かれた文章であるため出てくる人物は今ではそれなりの年齢になっているが。
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 西城秀樹は木本竜雄だし野口五郎は佐藤靖、郷ひろみは原武裕美が本名だ。かれらはどこかで必ず本名に立ちかえり、「美少年」ひろみや秀樹でいられなくなる境界線があるにちがいない。
 だが沢田研二は本名で美しいんだよ。別に沢田薔薇郎(バラオ)と芸名つけなくても、きらびやかなコスチューム着ないでも、Tシャツにジーパンでも、沢田研二は存在として「美少年」たりうるのだ。それが、美少年である、ということの意味じゃないのかね。生きかたにおいて美少年であるということ。本名で美しくあれること、化粧とスポットライトなしで光り輝いていられること。
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 芸能界などイメージが大事な業界では、やはり名前というもののインパクトは無視できない。だから、本名が売り出したいイメージと合わないなどの場合は芸名を使うことになる。云い換えれば、本名がそのまま通用する、というのはそういう本名を持っている、という幸運が必要となるわけだ。その幸運に恵まれていたのが上記の例だと沢田研二さんだということになる。ちなみに、子どもの頃、私は芸能人にあんまり憧れたりするタイプではなかったが、ジュリーこと沢田研二氏にはひそかにどきどきしていた記憶がある。
 ところで、Wikipediaの沢田研二の項目には以下のような記述がある。
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『沢ノ井謙』と言う芸名を勧められたが、沢田は本名でやりたいと拒否している
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 さすがはジュリーである。沢ノ井謙よりだんぜん沢田研二でしょ。
 で、結局何が云いたいかというと、我らが羽生結弦くんは芸能人ではないからそもそも芸名をつけるというようなこともないわけだが、芸能人であったとしても芸名をつける必要がないくらいみごとな本名に恵まれているなあということである。沢田研二氏が本名で美しく、化粧とスポットライトがなくても光り輝いていられるように、羽生結弦くんも本名で美しく、試合やショーでのきらびやかなコスチュームなどまとっていなくても「存在としての美少年」として光り輝くことができる(私服のセンスがうんぬんという話はまあちょっと置いておいて)。
 さらに『美少年学入門』には下記の記述もある。
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 そしてこれは余談になるが、名まえのいい人というのはサマになる筈だと思う。久世光彦なんてさ、どうだい、いい名前じゃないの。森茉莉なんて芸術というべきだし、そう、竹宮惠子にせよ小松左京にせよ、ちょっと他の名まえ、他の字、が考えられないくらいおさまりのいい名前だと思うのよね。
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 羽生結弦という名前もちょっと他の名前、他の字が考えられないくらいのよさがあると思う。そしてそんな名前を持っている羽生くんがサマになっていることは云うまでもなく。
 似たような話だが、ちょっと違った視点で、糸井重里氏が『思い出したら、思い出になった。』という本で下記のようなことを述べている。
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いわゆる名前を知られた
いろんな人に会ってきて、よく思うのが、
「この人と、この名前は、合ってるなぁ」ということです。
そこにいるその人の、名前を変えてしまっても、
その人はその人なんだとは思うのですが、
やっぱり変えるわけにはいかない、
というところまで、張り付いちゃっています。
どうして、そこまでぴったりになるのか、
考えるのですが、よくわかりません。
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 芸名をつける場合は売り出したいイメージに沿ってつけるわけだから、本人と名前が一致しているのは当たり前と云えば当たり前なのだが、本名でそれなりにぴったり感があるというのはやっぱりある程度の幸運が必要である。私も「今風のイケメンなのに名前が古風で重厚な感じの男子」とか「高嶺の花的クールビューティーなのに名前の響きが庶民的な感じの女子」とかに出会ったことがある。
 一方、たとえば私が大好きな佐野元春さんとか堺雅人さんとかは、本名でなおかつ「この人と、この名前は、合ってるなぁ」と感じる。そしてもちろん羽生くんも「合ってるなぁ」感がものすごくある。もう他の名前が考えられない、本当に、羽生結弦らしい羽生結弦である(何云ってんだかよくわからないが)。
 それから、糸井重里氏が吉本隆明氏の話したことをまとめた『悪人正機』という本に「「名前」ってなんだ?」という章があって、次のような話が出てくる。
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 だから、偶然性の要素が強いほど、名前の呪術性というか、宗教性は大きいですよね。学問で研究して何か褒美をもらったとか、文学の方面で賞をもらって名前が知られるようになったという、名前が知られる理由がわかりきっているものよりも、街を歩いていたら、どこかのプロデューサーにスカウトされて、芸能の分野で名前が知られるようになってスターになったっていう人の方が偶然性が強いわけで、すなわち宗教性も高いですよね。
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 この話でいくと、羽生くんが有名になっている理由というのは「スケートで実績を上げたから」であってわかりやすい部類に入ると思う。つまり宗教性というのはあまりない有名さだということになる。ただ「名前」という視点だけに絞ってみると、本名という、本人の意志や努力とは無関係につけられてしまうものがばっちりとサマになっている、というのは、売り出したいイメージを考えて芸名つけました、というのより偶然性は当然高いわけで、それは吉本氏が云うところの宗教性(カリスマ性と云っても差し支えなさそうな気がする)に通じるものがあるような気がする。運良く羽生家に生まれ、運良く結弦という名前をいただいたという偶然性のもたらす特別感。
 羽生くんが演じた「SEIMEI」の原作である夢枕獏氏の『陰陽師』には「名前はこの世で一番短い呪(しゅ)」という話が出てくる。羽生結弦は「羽生結弦」という美しい名の持ち主として生きるという呪を見事に受け止め、その呪を極限まで体現して生きていると云えるだろう。

 ただ、上記に引用した『悪人正機』の「「名前」ってなんだ?」の章で、吉本隆明氏は「プライスマイナスで言ったら、有名になることでプラスになるなんてことは、絶対にないんですからね」「結局、名前が売れる、有名になるっていうのは、相当、おっかねえ部分もあるもんなんだよなあって、僕は思ってますよ」と述べている。吉本氏がどういう文脈でそれを述べているのかはここでは要約しきれないが、羽生くんもきっと有名であることから発生するマイナス、いわゆる有名税を特にソチ五輪以降は実感する機会が多いのではないかと思う。「僕はレジェンドになりたい。羽生結弦の名前を歴史に刻みたい」という発言があったが、それは純粋に「実績を上げたフィギュアスケーター」として自分の名前を刻みたい、という意識であって、有名になることそのものが目的ではないだろう。しかし、刻まれた名前は人々のあいだで、羽生くん自身の思惑を超えたところで独り歩きしてしまっているのが現状だと思う(こんなふうにブログ記事の餌食にされたりとかも含めて)。それは結局、羽生くん自身が、フィギュアスケーターとしての実績だけを純粋に見るにはあまりにもいろいろな面で魅力的すぎるからだろうが……。

 ちなみに、私もいわゆるサマになる本名には恵まれ損ねた。名前の方は気に入っていて親に感謝しているのだが(子どもの頃はもっとキラキラネームっぽいのに憧れたりもしたが)、苗字がどうにもこうにもすっきりしないイメージなのだ。だから詩歌用の筆名を二つ持っている。それから、このブログで使っている「えのき」というHNは、ほぼ日サイトの「観たぞ、ソチオリンピック!」の2014年2月11日の記事に「羽生くんは、エノキタケに似てます。」という投稿があって、なるほど!と思ったことに由来している。

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 東京西川も羽生くんCM撮影だとか。楽しみ。


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09.03
Sat
 羽生結弦という名前の美しさについては多分すでにいろんな人がいろんなことを云っているのではないかと思うが私もまた語っておこう。
 私が「名前」というものの考え方について若い頃にインパクトを受けたのが、以前も記事で触れた中島梓氏の『美少年学入門』の中の「姓名篇」であった。そこで中島氏は、美少年を創作の中に出すに当たってどのように名づけるべきかの心構えとでも云うべきものを述べていて、それらしくいかにも美しげな字を組み合わせればいいってもんじゃないと戒めている。つまり今で云うところのキラキラネーム的にすればいいってもんじゃない、という話である。そして名前のつけ方のよい例として、BL小説の元祖とも云うべき森茉莉氏のキャラクターの名前のことを引き合いに出している。
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 そこへいくとやはり森茉莉はうまいと思うので、少女趣味だけれどもそういうアンチーク好みみたいな字は使わない。ことばの芸術家ともあろうものが、そんな安手なけばけばしさに目をひかれるわけがない。伊藤半朱、神谷敬里、そんなにおかしな名まえってわけじゃない。三浦朱門なんて現実にいるし、伊藤、神谷、なんてごくまっとうな姓ではないか。
 それが半朱、敬里、といういくぶんあざとい名まえと組みあわさったとき、そこにははじめて森茉莉の世界としか云いようのないひびきが生まれる。
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 さて、羽生結弦という名前だが、羽生というのは「羽が生える」ということにイメージがつながる、いかにも美しげな名前にも見えるが、しかし実のところ「ごくまっとうな姓」なのである。地名としても埼玉県羽生市、他何か所かあるらしいし。「はにゅう」の由来とは「埴(はに)すなわち赤土を産するところ」ということらしい。つまり埴生の宿(床がなくて土むきだしの家のことらしい)とかいう場合の埴生と同じなのだ。なぜそれが羽生という、発音に共通性はあっても意味的にはつながらなさそうな字に転化したのかよくわからないが。しかしそういう字に転化してくれてありがとう、という感じである。
 さて、その羽生というまっとうな、しかし字面は美しい姓に結弦という「いくぶんあざとい」名前が組み合わさった、これはまさしく絶妙な美少年の名前と云えるのではなかろうか。
 結弦。よくぞこの名前をつけてくださった、とお父様に感謝したい。結と弦、どちらもそんなに浮わついた印象の字でもなく、組み合わせればたしかにゆづると読むのはそんなに無理やり感があるわけでもない。キラキラネームとは絶妙に一線を画している感じ。なんにしても、ありそうでなかなか思いつかない名前だと思う。「弓の弦を結ぶように凛とした生き方をして欲しい」と名づけたとのことだが羽生くんが射手座生まれであることも関係しているのかいないのか。そして世に「ゆずる」さんはそれなりにいるのではないかと思うが「ゆづる」さんはおそらく比較的レアであろう。この絶妙な「づ」のレアさというのも羽生結弦という名前のスペシャル感を引き立てていると思う。ローマ字表記のYuzuruでは、そのレア感が消えてしまうのがもったいないなあといつも思っている。でもYuduruじゃ「ゆどぅる」みたいな発音にされてしまうだろうし。ううむ。
 さらに云えば「結」という字は、どちらかというと女の子の名前によく使われる字ではないかと思う。そのへんは意図してつけたわけではないと思うけれど、結果的に本人の両性具有性みたいなものをはからずも漂わせている感もある。
 「弦」という字は楽器も連想させる。はにゅうゆづる、という響きも、最初の「は」以外は徹底してu音が続くあたり、なんとなく音楽的である。

 何にしても、漢字がわかる文化圏の羽生くんファンは、その事実に感謝すべきであろう。やはりYuzuru Hanyuでは「羽生結弦」の字面そして意味合いの美しさは伝わらない。

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 羽生くんはオータムクラシックにエントリーしたとのこと、ただし出場は状態を見て決めるということらしい。エントリーしたということはとことん絶望的な状況ではないということだし、でも状態を見るということは完全に楽観できる状況でもないのだろう。ファンとしては状況ができるだけよいことを祈るしかない。なんか何かと祈ってばっかりいる気がするが、祈りたいネタは尽きないし、できることといえば祈ることしかないので仕方ない。
 しかしもし無事に出場したとして、9月29日から10月1日というその日程は、私は忙しいことが予測されているのである。ライストがあっても多分残念ながら観ている場合ではない。まあ忙しいなりに念を飛ばしたいとは思うが。

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 山本草太くんはまた疲労骨折とのこと。残念。じっくり治して無理をせず実力を磨いてほしいと思う。

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 バスクリンが羽生くんで新CM撮影とかいう話も聞こえてきてるが、やっぱりあの「Mr.きき湯」コンセプトなのだろうか?

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 来季グランプリファイナルは名古屋とのことで、これはできれば現地観戦したいなあと思う。チケット争奪厳しいだろうけれど。


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