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04.15
Mon
 楽しかった。画像は壁に貼ってあったプログラム。
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 席は審判側左寄りの11列目。わりと後ろの方ではあるのだけれど、その分ほぼ死角なくリンク全体が見渡せるという利点があった。
 こないだ観てきた世界選手権エキシビションとかぶっている演目も多かったけれど、それはそれであらためて観るとたとえば「田中くんのジョジョってこんなに踊ってたんだ!」と感心したりして。リッツォくんのゴーストバスターズもやっぱり楽しいし。ジェームス&シプレ組の、シプレさんの頭の上にジェームスさんを乗っけてぐるぐる回るのもやっぱり凄いし。
 あと、ゲストで中国ペアのスイ&ハン組が二プログラム演じてくれたのも嬉しかった。そして宇野くんの演目が、世界選手権までショートプログラムだった「天国への階段」だったのも。また3A4Tに果敢に挑戦してたし。それからトゥクタミシェワ姐さんのCAさんは、なんというか、凄いし。花織ちゃんのくノ一の三味線の音が効いた音楽での演技も似合ってるなあと思った。チェンくんカッコいいしパパダキス&シゼロン組素敵だし梨花ちゃんはきれいだし。
 実は漠然と事前に「チームアメリカがDA PUMPのU.S.A.をやるなんていうベタな展開があったりして」と思っていたら本当にあったから笑ってしまった。最後は人文字でU.S.A.を作ったりして楽しい演技だった。チームジャパンの演技も楽しかった。選手たち自身が選んだ平成のヒット曲メドレーということで、流行の音楽にそれほど詳しくない私でも曲名が全部わかる選曲(ただしフルコーラスで知っているものは一つもないのだが)だった。「だんご三兄弟」の時の、四組のペアを組んでのタンゴがなんだか可愛かった。しかし最後が「世界に一つだけの花」というのは平成のヒット曲としては非常に妥当な選曲なのだが、もし仮に羽生くんがこのメンバーにいて選曲に加わっていたら「僕はオンリーワンだけじゃ満足できなくてナンバーワンじゃなきゃイヤだからこの曲はちょっと」とか云わないだろうかなんて妄想。
 さてそんないろいろ楽しかった中で、わたし的にハイライトとしてあげておきたいのが最初の方に登場したメッシングさん。こないだの観戦レポートでも「魅せた」という意味では一番ではなかっただろうかと書いたのだが、エキシビションでも観客をぐっと惹きつけたと思う。まず衣装がパンツ一丁というところからびっくりしたけれど、演技そのものもエンターテインメント性に溢れていた。ジャンプしてフェンスを蹴ったりとか、バックフリップとか、試合では観られないような要素が盛り込んであったし。私は自分がそういうサービス精神というか、人を楽しませようというエンターテイナー性が皆無なので、そういうことを進んで出来る人は尊敬してしまうところがある。

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 4月13日(土)の朝日新聞beの山折哲雄さんのコラム「生老病死」のタイトルが「羽生選手 マイケル そして能」だった。内容としては、以前の記事「羽生結弦くんの超越性についてふたたび」でとりあげた山折氏の文章とほぼ同じだと思われる。羽生くん、マイケル・ジャクソン、中世ヨーロッパのダンス・マカーブル、そして夢幻能のシテに通底する、あの世的なものがあるというようなこと。能とフィギュアスケートの共通点、羽生くんと能のシテの類似点、というようなことは私も他の過去記事でもえらそうに書いているわけだが(「能とフィギュアスケートと羽生結弦選手」「能とフィギュアスケートと羽生結弦選手とピーキング」「能の型とフィギュアスケートと羽生結弦選手」「『チーム・ブライアン 新たな旅』(講談社)を読んで羽生結弦くんとブライアン・オーサー氏の関係性について勝手に考察する」)、そのくせ、私は能の実物を観たことが一度もないままである。これはやはり一度は能を観ておかなくてはならないだろうか。ううむ。


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04.13
Sat
 もちろん羽生くんが観られるといいなあということで獲ったチケットであるが、そこはもう仕方ない。羽生くん観るつもりで獲ったチケットで羽生くんが出なかったというのは私はショーでは二度あるが、試合ではこれが初めてである。しかし羽生くんの出ない試合というのは、変な云い方になるが「楽しむことに集中できる」なあと思った。羽生くんが出ているとどうしても「羽生くんが観られる」という嬉しさと「羽生くんが無事にいい演技出来ますように」という緊張感に心が持って行かれてしまうので。その点、羽生くんの出ない試合というのはいろいろな選手の演技を純粋に楽しめる。それはそれでいいことだと思った。それに福岡で試合があること自体が貴重な機会なので!本当はもっと試合もショーも来てくれてもいいのよ!
 現地観戦のいいところは、やっぱり選手が「がんばってる」感を目の前でリアルに感じられるところ。テレビだとたとえば選手が転んでも、特に注目したり応援したりしている選手でない限りは「ああっ、転んだっ」だけで終わるのだが、現地で観ていると「転んじゃったけど頑張れー」って思わず励ましの拍手を送ってしまうのだ。
 あと、フィギュアスケートの観戦で話題に出がちな「トイレに長蛇の列」問題だが、今回私は二度ほど並んだ。そして確かに長蛇の列だったのだが、それなりに個室の数は多いので、並んでいるとそれなりにどんどん進んでゆくので待ち時間が長くて苦痛というほどのことはなかった。
 さて、こないだ伊藤聡美さんの講座を聞きに行ったときは「町内会のばかやろー」と叫んでいた私であったが、今回は「郵便局のばかやろー」だった。1日目、会場に行く前に仕事の用事で郵便局に行ったら、待ち時間がすごく長くて。大きな郵便局なので飛び入りで行って順番待ちで待たされるならまだ納得いくのだが、少し前からやりとりしている案件だったのであらかじめ担当者に連絡を入れて時間も予約していたのだ。で、詳しく話すときりがないのでよすが、手続きのための書類の作り方の確認だけだったので、確認したい事項をちゃんとわかりやすく紙にまとめて持っていったのに、その紙を渡してから、確認がとれるまでなぜか一時間半くらい待たされた。本当は「アイスダンスのリズムダンスの最初からは無理でも、途中からは観られるかな、パパダキス&シゼロン組はぜひ観たいな」と思っていたのに、女子ショートプログラムからしか間に合わなかった。うう。
 女子ショートのハイライトはやっぱりなんといっても紀平梨花ちゃんでしょう。3Aが決まって世界最高点というのも凄いけれど、ステップのところなんか本当に月の光の精みたいだった。うっとり。同じく3A決めたトゥクタミシェワ姐さんもなんというかさすがの存在感。若い子がどんどん出てくるロシア女子の中で気を吐いているのが頼もしい。坂本花織ちゃんもよかった。ジャンプのスケール感があるのと、ジャンプの後の流れ感がすごいなと思った。アメリカ勢二人もがんばってた。
 男子ショートは、田中くんが4S決まって本当によかった。3Aがちょっとだけ惜しかったけれど。宇野くんは連続ジャンプで乱れたのが残念だった。アメリカの二人は安定してたなあ。特にチェンくんは、チェンくん比で地味な構成だったけれど、きっちりとまとめてくるのがさすがだ。衣装がマレーバクじゃないのがちょっとびっくりしたけれど。ああいう、ちょっと変わった方向にシンプルなのは嫌いじゃないんだけれどなあ。
 で、この日の私の席は審判席から見て右側のショートサイド四列目。投げ込み可能エリアだったし、席が運良く列の端っこだったので前にも出やすい。というわけで一個だけ花を買ってチェンくんに投げた。
 2日目は最初のペアのショートから全部観た。ペアって大変だなあと思う。危険を伴う投げ技とかがあるわけだから、二人の息を本当にあわせないといけないわけで、そういうの大変だろうなあ、と。そんなことを思いながらアクロバティックな演技をいろいろと楽しませてもらった。
 アイスダンスのフリーダンス、これは本当によかった。アイスダンスって他の三種目と違ってジャンプがないし、まあツイズルがそろうかどうかとかにはちょっとはらはらするが、基本的にプログラムの世界、演技の美しさをじっくりと味わえるのがいい。そういえば羽生くんの振付のボーン氏はこの世界から来た人だよなあ、なんてことも思い出して、羽生くんにはぜひこのアイスダンス界のエッセンスもたっぷり吸収してもらいたいなあなんて思ったりして。で、6組ともいいなと思ったんで、6組ともスタンディングオベーションしてしまった。でも6組とも良かった中で、やっぱり圧巻はパパダキス&シゼロン組だった。演技全体が美しく見応えがあったのだけれど、特に二人が姿勢を低くしてぐるっと回ったとき、その美しさに涙が出そうな感覚をおぼえた。ていうか後から見てみたらプロトコル凄いんですけれど。GOE欄がほとんど4と5、PCS欄に10.00がたくさん。羽生くんが目指しているのはこういうプロトコルだよなあ。
 男子フリーは「魅せた」という意味ではメッシングさんが一番だった気がする。ショートでも小粋な演技力が活きていたけれど、フリーではさらに際立っていた気がする。ジャンプも決まっていたし。リッツォくんもなかなかに盛り上がった。田中くん4Sは入らなかったけれど4T入れて、まとめてきたからよかったと思った。ショートの時もだけれど田中くんはステップが大きくて華があって見応えあるんだよなあ。宇野くんは3A4Tに挑んで4Tで転倒したけれどまあそのチャレンジ精神やよしということで。他にもちょっと惜しかったけれど、これも一つの経験として活きてくれば。身のこなしとかはやっぱり上手いなと思った。ゾウくんもまとめてきた。冒頭の4Lzがタケノコつきで綺麗に決まったのは凄いと思う。チェンくんは、やはりチェンくん比で地味な構成だったけれど、観ていて「四回転失敗する気がしない」という感じ。むしろ3Aがはらはらした。というか3A二本入れてくると思わなかった。そして二本目がちょっとだけ惜しかった。この日は衣装も「練習着風」のままでちょっとほっとしたり。それにしても、羽生くんが4T3A跳んだり、宇野くんが3A4Tにトライしたり、それはチェンくんにしてみれば「3Aが得意じゃない俺への当てつけか!」て感覚にもなりそうだな。
 この日は私は審判席とは向かい側の、かなり左の方の七列目。ただ1日目の四列目はリンクとのあいだにカメラマン席がはさまっていたので、この2日目の席の方がリンクまでの距離は近いような気もした。この日も投げ込み可能エリアではあったのだけれど、席が端っこではなく、投げ込みに行くまでに何人もの人の前を横切らなければならないところだったので、この日は花を投げなかった。ただ、気持ちではいろんな選手のいろんな演技に沢山投げた。スタンディングオベーションも結構何回もした記憶が。
 2日間とも、各国の応援席やキス&クライは遠い席だったので、双眼鏡である程度観察はしてみたが、現地ならではの面白情報みたいなものまで拾うには至らず。多分テレビの方がよく映っているのでは(私はまだ録画は観ていない)。
 これは会場の入口。
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 博多織のお店が出ていて、その前に展示されていた今回のメダル用のリボン。もちろん博多織。金、銀、銅でふちの色が違う。
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 アイスリンク仙台のショップにあった羽生くんのサインとメッセージ。
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 アイスリンク仙台のショップでクリアファイル買った。裏表合計44種類のアイリンちゃんのデザインが載っている。写真では厳しいけれどよく見るとそれぞれ1~44の番号がついている(番号順に並んでいるわけではない)。
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 関係ないけれどマリンメッセそばからの博多港の夜景をどうぞ。
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 せっかく福岡で試合があるというので四日間全部行くこともちょっと考えたが、経済的にも家庭の事情的にも四日全部は苦しいので今日はテレビ観戦。女子フリー、トゥクタミシェワ姐さんはジャンプがすごく綺麗に決まってたし、演技としてもカッコよかったな。テネルちゃんもびしっと決めてきた感じ。花織ちゃん自己ベスト更新よかった。梨花ちゃんはジャンプちょっと残念だったけれど、演技は美しいなあ。
 しっかり観に行ってるくせに、国別対抗戦というものの存在意義自体についてはどうなのよと思っている私としては、どの国が何位かということに正直あまり関心はないのだが、やっぱりアメリカは総合力があって、結構ガチなメンバーで固めてきた感もあって、強いなあと思った。日本はカップル競技の底上げをしたいよね……ってもうずいぶん長いこと云っている気がするが、なかなか難しいのだろうなあ。特にカップル競技向けの男子、というのが日本ではなかなか発掘しづらそうだし。

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 2013年グランプリファイナル以来のマリンメッセ福岡での試合だったわけだが、その当時のことをちょっと思い出したので。私は男子ショートなどがある日の公式練習のチケットを持っていて、その朝だけ博多駅からタクシーを使った。「マリンメッセまで」というと「表口の方でいいですか」と運転手さんから聞かれ「はい」と答えると「時々、関係者の方で裏口の方へ、って方がいらっしゃるので」ということだった。私は関係者っぽく見えたのだろうか。今度しれっと「マリンメッセの裏口へ」と云って関係者面して潜入できないか、とかちらっと妄想したが、関係者IDカードみたいの持ってないからつまみ出されて終わりだろうな。


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04.07
Sun
 町内会のばかやろー!
 と、のっけから羽生くんともフィギュアスケートとも関係なさそうな叫びで始まる。というのは、今日私はフィギュアスケート衣装デザイナー伊藤聡美さんのNHK講座「フィギュアスケートを彩る衣装~デザイン哲学と製作現場~」に行ったのだ。衣装の展示もあって、講座の開始前と終了後に、展示した衣装の撮影会を設けますということだったのでそれも楽しみだった。ただ、講座終了後は私は即帰らないと町内会の総会(と、その前に家族に夕食の指示出し)に間に合わないので、講座開始前に撮影できたらいいなとか思ってたわけである。町内会の総会はたいていの年は委任状を出しておけばいいのだが、今年はちょっと出なくちゃいけない事情があったので。
 そしたら、講座開始前は「衣装を前から撮影できる」講座終了後は「衣装を後ろから撮影できる」ということだったのである。だから、講座終了後すぐに帰らないと間に合わない状況だった私は、後ろからの撮影が出来なかったのである。し・か・も。撮影できる衣装の一つは、私にとって羽生くんの最大美背中衣装Notte Stellataだったのだ。ああ。町内会のばかやろー!私にNotte Stellataの背中を返せー!
 まあそういうわけで、非常に残念ながら前からの写真しかないが、写真はネットにアップOKということだったので載せる。開始前に時間の余裕を見て行った方がいいなと思って、開場が13:30予定だったけれど13:00過ぎくらいに行ったら、もう人がいっぱいいて、予定より早く開場していて、撮影会が始まっていた。その時刻に行って、真ん中よりも少し後ろの席だった。皆さん熱心。
 左から、樋口新葉選手「ジプシーダンス」本田真凛選手「ロミオとジュリエット」羽生結弦選手「Notte Stellata」白岩優奈選手「亜麻色の髪の乙女」。こうやって見ると、羽生くんの衣装が女子の衣装とあまりサイズ感が変わらないのがよくわかるかと。
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 樋口新葉選手の「ジプシーダンス」
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 本田真凛選手の「ロミオとジュリエット」
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 白岩優奈選手の「亜麻色の髪の乙女」
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 そして羽生結弦選手の「Notte Stellata」
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 カメラではこうやってある程度アップできるのだが、本当は間近で肉眼でも見たかった。でもロープが貼られていて間近には近づけず。もちろんさわれない。でも試合やショーで見るよりはずっとはっきり見えてよかったけれど。
 講座の内容はレポート禁止なので書けない。けれど、興味深い話がたくさん聞けて充実していた。フィギュアスケートの衣装に少しでも興味のある方なら行って損はないのではと思う。
 いつか羽生結弦記念館的なものが出来て、羽生くんの歴代衣装が展示されて360度から眺められるようになるといいなと思う。その時はNotte Stellataの衣装を穴が開くほど後ろから眺めてやる。撮影可だったらもちろんしっかり撮影する。


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02.11
Mon
 地上波分観戦のみで。男女とも日本勢で初優勝おめでとう。
 宇野くんも梨花ちゃんも、それぞれに怪我の影響があってショートプログラムでは精彩を欠いたものの、フリーでは実力を発揮してみごとな逆転劇だった。宇野くんフリープログラム今季最高点もおめでとう。それにしても宇野くんも右足の捻挫を結構繰り返したようで、癖になりやすいところだから今後に向けてしっかり養生して欲しい。
 田中くんもフリーで4Sが二本決まってよかった。後半ちょっと惜しいところがあったけれど、世界選手権に向けてはずみをつけてくれたらなあと思う。友野くんは今回実力を発揮しきれなかった感があるけれど、今後に期待。ジンくんが復調してきたようで何より。演技力もぐんと上がってきて見応えがあった。ゾウくんもフリーのジャンプの精度が今ひとつだったけれどこのへんが整ってくれば怖い存在。ブラウンくんの柔らかい演技はやっぱりすごく好きだなあ。ポニーテールがないことにまだ違和感があるけれど。チャくんショートは良かったけれどフリーが刺されまくりで残念。でもまた頑張って欲しい。
 女子は舞依ちゃんのフリーがすごく良かった。私好きなんだなあこの「ガブリエルのオーボエ」。最後の方のステップのあたりとか涙が出そうになる。これが世界選手権で観られないのはもったいないと思ってしまう。とはいえ日本女子は本当に実力が伯仲しているからなあ。今回フリーでジャンプミスがあった花織ちゃんも世界選手権ではきっと挽回してくるだろう。トゥルシンバエワちゃんも成功はしなかったけれど4S入れてきたのは凄い。

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 こないだ全米選手権でチェンくんが圧倒的な演技をしているし、今回宇野くんがフリーの最高点を更新したしで、トロント方面から何やらめらめらという音が聞こえる気がする。


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01.09
Wed
 衣装デザイナーとして売れっ子の伊藤聡美さんを取り上げた「セブンルール」とても面白かった。まず伊藤さんが30歳と若い人だということにびっくりした。そして「人間が嫌い」「友だちいない」「嫌なものは嫌」とはっきり云ってしまうところは凄いな、と。
 そして親近感を覚えた。私は人間が嫌いとまでは云いきれないが人付き合いは基本的に苦手だしぶっちゃけ友だちもいないとは云わないが少ない。「嫌なものは嫌」とはっきり云える方ではないが云いたい局面は多々ある。つまりは私は伊藤さんほど振り切っていないが、人間の方向性としてはだいたい似通っているような……。夕暮れ後に徘徊するのも私は好きだし空のグラデーションとか結構見てるのでそのへんは「わかるわかる!」という感じだった。全部自分でやりたくなって独立したあたりとかも。私も、仕事の量や種類にもよるけれどできるだけ自分でやりたいくちなので。ついでに云うと、私はいつも黒ずくめとまではいかないが黒い服率は割と高い。
 しかし伊藤さんも「人間嫌い」って云うけれど、正確に云えば人間が嫌いというより「人付き合いが嫌い」なのではないだろうか。本当に芯から人間嫌いだったら、それこそ人間が着るフィギュアスケートの衣装になんて興味持てないと思う。松田悠良ちゃんの衣装を作るに当たって、彼女が怪我で苦しんでいた時期があることを踏まえて荒れ地に咲く花をイメージして、とかいうことが出来るのだもの、スケーターの人間としてのキャラクター性やストーリー性に共鳴する能力は凄く高いと思う。さらに、スケーターとのコミュニケーション能力が備わっていないといい衣装は作れないはず。人付き合いが嫌いでも、少なくとも仕事に関する部分のそういう能力は凄く高い方だとお見受けした。でないと、多くのトップ選手からの信頼を得ないと思う。あ、そういえば三原舞依ちゃんがマジックみたい、って云ってたが、私もあの舞依ちゃんの衣装の夢のような淡いブルー好きなんだよなあ……。さらに、自分のデザインの意味は選手には伝えない、というのも仕事人としての節度みたいなものを感じる。カッコいいなあ。
 もちろん羽生くんの衣装を作っている立場だというのもうらやましい。羽生くんがプログラムという作品世界を創る大事な要素に関われるのだもの、いいなあ。羽生くんに素敵な衣装を着せてくれてありがとうございます、と、お裁縫がどちらかというと苦手な人間は深く頭を下げるのであった。

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 衣装デザイナーもそうだし振付師もそうなんだけれど、自分の表現というものを何らかのヴィジュアルの要素があるものに落とし込める人というのをつくづくうらやましく思う。羽生くんファンの中でも絵を描けたりグッズを作れたりする方とか。私はどうしても言葉だけが頼りだから、時にもどかしい。まあもちろん言葉だからこそ出来る表現もあるわけで、そういうところでやってゆくしかないと思っているけれど、でもやっぱりうらやましいなあ。

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 創作者や表現者にとってモデルとなったりインスピレーションを与えたりする女性のことを「ミューズ」というのを目にする。ギリシャ神話の芸術の女神からだと思うが、このミューズという言葉の男性形はないのだろうか、とよく思う。多分羽生くんは多くの人にとってミューズのような存在だから。アマチュア詩歌人としての私にとっても羽生くんはまたといないミューズ的な存在である。

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 もうちょっと前のことになってしまったけれど、羽生くんとフェルナンデスくんが共にクリケットのリンクにいる姿を見られて嬉しい。

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 ガーナクリアファイル関係もいろいろ賑わっているが機動力の低い状態にある私は今回はファミリーマート系列のみに参加。一回目はクリア。多分来週火曜日の二回目も大丈夫だろう。
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